長い付き合い、、操縦桿、、、

和歌山ドクターヘリ2 (303)

 私が飛んだヘリも固定翼もすべて操縦輪ではなく操縦かんでした。

 オートパイロットが着いていたのは214と330、332だけでしたので、またその機種もほとんどがオートパイロットは使わずに手動で物資を吊り下げて飛んでいましたので、飛行時間の99%以上、操縦かんを握っていました。

 ヘリコプターも飛行機も基本や原理は同じなので、操縦かんの作動範囲のどの位置にあるかと言うことが操縦の上手下手を決めてしまいます。

その時の飛行状況で操縦かんがどの位置にあるべきかと言うことが決まっていて、最適な位置をたどれば良いのですが、通常はそううまくいかないのが普通で、ではどのようになるかと言えば、最適な位置を行き過ぎて、おっととと言うことで行く過ぎた分だけ戻そうとすれば少し戻し過ぎ、、、、と言うことを繰り返すことが普通です。、

 飛行経験を重ねてだんだん上達してくると、行き過ぎ、戻しすぎの量が小さくなってきて、名人になるとまるで操縦していないかのように操縦かんは動かなくなります。

 つまり必要最小限しか動かないのですが、その様子はまるで操縦かんが静止していて、機体の方の動きのみ、動きが必要最小限動くというような様子になります。

 もちろんこれは気流が安定していて揺さぶりがない状態なのですが、乱気流などで揺れた分のみ、その修正分が動くので、気流の悪いときのみ操縦かんがすこし動くということになります。

 このような操縦かんの動きは熟達したパイロットのみで、ベテランのパイロットでも「探る」とか 「無駄舵」と言うように無意識に余分にいらない修正を繰り返すパイロットが多くいて、飛行中に操縦かんの動きをちらっとのぞいてみればよくわかります。

 このような動きは操縦かんだけではなく、パワーコントロールを行うピッチレバーや方向操縦を足で行うラダーコントロールにも言えることで、あらゆる操縦操作は必要最小限で行うような操作を理想とすることが出来るでしょう。

 探りの舵や無駄舵と言う操作を常々していると、ヘリの細かい動きが気流や風などの外力によるものか、パイロット自身が動かしてしまっているものかがわからなくなっていて、細かい微妙な操縦が適切に出来なくなってしまっています。

 このようなことを他人の操縦を見て一発でわかるようになるべきで、ヘリが一見同じようには飛ぶのですが実は舵の使い方がまともか全くダメか見るものが見たらよくわかります。

 今日の記事 良ければ 「拍手」 クリックよろしくお願いいたします。
スポンサーサイト



プロフィール

bell214b1989

Author:bell214b1989
35年間のヘリパイロット生活 
最終5年間はドクターヘリでした。

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
カレンダー
03 | 2021/04 | 05
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -
ジャンルランキング
[ジャンルランキング]
その他
19位
ジャンルランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
その他
16位
サブジャンルランキングを見る>>
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

訪問者数
検索フォーム
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR