少しはまともに積算したら、ヘリ運航費用、、、

和医大屋上H

 昔からヘリ運航会社の年間運航契約の金額は殆がどんぶり勘定で、好景気ならぼろもうけ、少し不況が来ると燃料代しか出ない金額で飛んでいたようです。

 年間通して運航する契約はさらにひどいどんぶり勘定で、これは防災ヘリやドクターヘリなどの公的なヘリの運航契約や、要員の派遣契約でも同じで、とにかく理屈が着けば素人集団の役所はどんな金額でも支払うというものでした。

 先行する県の防災ヘリの派遣契約が1億5千万円程度で契約し、その後数年たって競争が激しくなると、他県の同じような契約内容で6000万円以下で契約し、先行した県の担当者は激怒したという話がありました。

 その教訓でドクターヘリのダンピング合戦を恐れた大手陣は予備機と言う縛りで中小を排除し、うまくいっているようですし、最近はさらに某宗教政党を抱き込んで甘い汁を吸うように仕向けているようです。

 ドクターヘリの契約では、年間300回程度の出動回数を想定し、飛行時間を一定値でどんぶりにし、機体価格の上昇などを理由により条件の良い金額に改定してきたようです。

 つまり想定時間より飛ばないような設定をし、もともと利益が出る契約としながらさらに飛ばない分をポケットに入れるという条件としているようです。

 ヘリコプターの年間運航には全く飛ばない場合に出る固定費と、1時間飛ぶごとに発生する変動費に分かれていて、まじめに契約するなら年間固定費を一定金額とし、一時間飛ぶごとに発生する燃料費や、整備費、飛行手当費用、そして時間外に飛んだ場合の割り増しなどが実費精算とするべきでしょう。

 つまりもともと高い金額を固定でもらうと、飛ばない方がもうかり、多く飛ぶと損をするというような非合理な契約はするべきではないでしょう。

 格納庫や給油設備を基地病院に建設しない県は、出動するたび給油に飛び、朝夕格納庫のある基地へ飛ぶことになり、また台風などで会社の基地へ避難するなど、出動以外の飛行時間に対する変動費を支払うことになります。

 このような目的の飛行時間は結構あり、年間にすると100時間や150時間程度は無駄に飛びますので、飛行時間原価20万円としても、給油設備や格納庫のない病院は2000万円から3000万円も余分に航空会社に支払う必要が出てきます。

 安全効率のためにも、費用のためにも格納庫や給油設備を基地病院に建設しようとすることでしょう。

 たとえば中古のヘリを導入した場合は、ヘリの減価償却費用が低くなり、固定費が下がって航空会社は安い金額しかもらえないでしょうし、新品のヘリを導入したら当然高くなることでしょう。

 今のドクターヘリの契約料金がどうなっているかと言うと、航空会社は高い金額をもらえるように、厚労省や県や基地病院は固定費だ変動費だなどとややかしいことは一切パスして年間固定金額を支払ういい加減などんぶりでやっているようです。

 ただ日本のドクターヘリがいい加減な契約で飛んではいますが、実はいいところもあってそれは患者が法外な金額を請求されることはなく、ほとんど無料で高い費用はすべて税金で賄われているということになります。

 飛ばないでポケットへ入れることはやめさせて、かかる費用に利益を乗せた公明正大明確そして正確な金額で契約して運航することが望ましいでしょう。

 何しろ 「公明党が」 推進したドクターヘリなのですから、、、

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bell214b1989

Author:bell214b1989
35年間のヘリパイロット生活 
最終5年間はドクターヘリでした。

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