消防防災ヘリ 限定機長制度導入、、、、、

和歌山ドクターヘリ (1527)



 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200322-00000093-kyodonews-soci

 総務省は防災ヘリの事故多発を受けて、ダブルパイロット制導入に向けて、4月から「限定機長」制度で育成を図るようです。

防災ヘリ 消防ヘリ、警察ヘリなどと、純民間ヘリなど 民間登録のヘリのパイロットは絶対数は余るほどいますが、いわゆるベテランのレベルの救助や緊急出動に対応できるパイロットは極端に不足しています。

 死亡事故にならなかった奈良県防災ヘリの墜落事故をはじめ、3件の死亡事故の4件墜落事故が起きています。

 これらの事故はそれぞれ事故調査委員会がそれなりの結論を出していますが、私が経験から判断するに、これらのパイロット4名はすべて、今回の限定機長制度によって判定すると、機長ではなく限定機長程度のレベルのパイロットが機長として飛んでいたので、経験技量不足で墜落したと思います。

 なぜそのような技量不足のパイロットを機長として飛ばしていたのかというと、それはとりもなおさず、十分な技量経験を持ったパイロットがいないからということに尽きます。

 もう一つはパイロットを機長にするか、限定機長にするかはだれかが判断する必要があり、これを適正に判定できないと、この限定機長制度は絵にかいた餅となります。

 適格のパイロットがいないのに、そのをチェックアウトするパイロットなどいるはずはありませんから限定パイロット制度は初めから意味がないことになりますが、何か改善をしないといけいという危機感はあるようです。

 奈良時代、唐招提寺を建立した中国の高僧、鑑真和尚を日本に招請した目的は、日本に仏教が導入されたものの、その先導役の僧侶には60段階の格付けがあるのに、その判定をできる高僧がいなかったからだと言われています。

 日本の民間ライセンスのパイロットのうち、公的ヘリに従事しているパイロットのうち50%程度は格付け判定で、限定機長に格下げ判定を食らうのではないかと思いますが、ヘリ1機パイロット整備士それぞれ2名、管理要員素人2名ではお経の読み方もわからない状態であると思いますが、鑑真和尚を招請しないといけないようです。
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35年間のヘリパイロット生活 
最終5年間はドクターヘリでした。

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