東北震災から9年、、、

この写真は東北震災のおり、12日早朝6時半過ぎに霧の豊岡病院を出発し、当日夜、陸自の霞目駐屯地のご厚意で外来宿舎に泊めていただいた時のものです。
駐屯地内は停電で照明はなく、もちろん食べるものもまともなものはなく、看護師さんが山形の病院の売店で手に入れてくれた菓子パンを食べているところです。
あの大災害から9年も過ぎたそうですので、年を取るはずですね。
若いときからヘリで飛んでいましたので、大事件大災害には飛んでいくことが多かったのですが、最後に一番大きなものにぶつかりました。
ヘリコプターは大変便利な乗り物で、大災害では大きな力を発揮する能力があるのですが、いったん着陸してしまうと降りた人間は大変無力で、トイレ、食事、、飲み物、燃料、電話、移動の足とすべてが他人に頼るしかなく、大昔は山の中でフライトプランの通報の電話のため30分も歩いて公衆電話へ行ったものです。
航空事故サバイバルの大原則は手持ちの食料水は一日くらいは手を付けないという原則があったようです。
豊岡を出るとき、コンビニでおにぎり3個とお茶を2本買ってドアーのポケットに入れて出発し、現場を離れて帰途に着いてから最後のおにぎりを食べた記憶があります。
東北震災の後も大災害が続いていますし、今はウイルスパニックの真っただ中にあり、自分の余生にまだ何があるかわかりません。
平和で穏やかな時代が続いてほしいものですが前途多難なようです。
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