長野県防災ヘリ飛べず!!

https://www.shinmai.co.jp/news/nagano/20200304/KT200303FTI090027000.php
読者の方からの情報によると長野県が防災ヘリ用に2年間4億8600万円でリースしたベル412は4月に導入以来6件出動しただけで、ほとん飛べない状態にあるそうです。
内容は去年7月からの3か月間の計画整備が終わったあと不具合が見つかり、修理のめどが立たないそうです。
防災ヘリ運用の1県1機体制の零細組織体制の一番悪いところが出た格好ですが、このようなことはどこの県でも起こりうる内容で、事故で一挙にぼろが出たということでしょう。
ヘリを運航する場合のパイロットが絡む、運航体制、整備や補給が関係する整備体制、全体を統括する管理体制とすべてが素人集団で、ほぼ業者の言いなり、自分では何の解決もできない最悪の状態を露呈してしまいました。
このような体制ならいつ事故が起きてもおかしくない体制で、事故を機に新たに体制を再構築しての再出発でしたが、業界人が予想するとおり、見事に期待通りの結果になりました。
機体リース費用4億円以上の県税の浪費は行政不服申請や訴訟の対象になりかねませんが、再起は不可能でしょう。
このような大失態の一番良かった点は、もちろん1件1機運航体制の脆弱なことをあぶりだしたことは最大の貢献なのですがそれよりなにより良かったのは、飛ばないヘリは墜落しないという一番の安全性を証明し、犠牲者が出ないという点でしょう。
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