岐阜県防災ヘリ 整備士のパワハラで運航停止、、、、

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191129-00211368-nbnv-l21
岐阜県防災ヘリの整備士がパワハラ問題を起こし、10月から担当している防災ヘリが運航停止に追い込まれてるというニュースが入っています。
税金で運用する公的ヘリの中の防災任務を受け持つヘリは、ほとんどはパイロット整備士を民間のヘリ運航会社からの派遣契約で飛んでいますが、ごく少数は県自体が雇用する県職員によって飛んでいるところがあります。
民間会社からの派遣の場合、どのパイロット、どの整備士が派遣されてくるかは未知数で、いわゆるババ掴みさせられる場合があるリスクはありますが、このような内輪もめとも言えるトラブルの場合は交代できると言う大きなメリットがあります。
県が職員として雇用する場合には、ババ掴みしてもなかなか簡単には首にできず、相当問題が深刻化してからでないと表に出ない可能性が高く、その状況は航空不安全に直結しますので、素人管理職者が頭を悩ませていることでしょう。
また整備士パイロットの個性の問題でいわゆる馬が合わないという事態も予想されますので、人事刷新が不可能な小ィイサナ所帯ではおおむね揉めていないところは無いというような情報もありました。
有資格者や有能なクラスの人材は決定的に不足しているようですから、防災ドクターヘリに限らず、いずれどこかが帯に短い人材を掴む可能性は否定できず、今回のような事態の予備軍はそう少なくないとみるのが妥当でしょう。
適当な規模の組織であれば、今回のようなパワハラも起きますが、逆に切磋琢磨と言う状況もありますので、平均化するとまともな組織になれますが、少人数で人事異動や交流がないと組織内の軋轢は行くところまで行ってしまい、ほとんど口も利かなくなるということもあり得るでしょう。
組織の長は県職員の幹部として定期的に配置転換でドツボから抜けて行くかも知れませんが、パイロット整備士は配置転換のしようがなく、退職しか選択肢は無いようですから、実は良い方からやめて行き、悪いのが残るという可能性が高いようです。
小さな所帯で1機か2機飛ばす部署の宿命のようですから、健全で向上心の強い技術者は行きたがらないようです。
解決策は無いでしょう。
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