施設間搬送 減少 奄美大島ドクターヘリ

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191116-00010003-nankainn-l46
奄美大島ドクターヘリの18年度運航実績による運航調整委員会が開かれて、課題とされていた群島外への施設間搬送の回数が38人減り83人となるなど施設間搬送の回数が減り、結果重複要請が減り、現場救急への対応に良い結果となったとの発表があったようです。
なぜ群島外への施設間搬送に問題があるかと言うと、施設間搬送の患者さんは危機的な生命の危険にない場合が多く、より高度な医療を受けるために鹿児島本土や沖縄の病院へ搬送する場合が多く、その多くの場合、ヘリは2時間以上留守になると生命の危険が差し迫った救急要請にこたえられない時間が長時間できるということがありました。
緊急性の無い施設間搬送は民間航空機や船舶、場合によっては防災ヘリなどでの搬送で対応し、ドクターヘリには緊急性の高い救急要請に優先的に対応することが望ましく、そのような啓蒙をした結果が良い結果として現れたようです。
同じような施設間搬送でも群島内の搬送なら時間的に長時間に及ぶのでなければどんどん飛ぶべきで、重症の救命要請が重複であっても、かなり対応できそうですので、臨機応変に飛ばすべきでしょう。
と言うことでドクターヘリの運航は出動要請から基地病院帰着まで1時間程度以内で対応できるような運航範囲を定めて、ドクターヘリの配置を調整するべきで、これこそ隣県など隣にあるドクターヘリとの相互応援協定が必要でお互いにカバーしあうことも重要でしょう。
とにかく全体的には、ドクターヘリがあるのに、救命が間に合わなかったというような事態は何としても避けるということを最優先に飛ばすことであると思います。
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