京都アニメ放火とドクターヘリ、、、、

豊岡ドクターヘリ (186)

 https://news.yahoo.co.jp/pickup/6330490

 昨日は京都で大変な放火事件が起きて33名の方が亡くなり、30名以上の方が負傷されたようです。

 京都は大都市ですがいまだにドクターヘリがなく、滋賀県や大阪府、そして兵庫県豊岡から飛んでいくという体制で何回も飛んだことがありました。

 和歌山ドクターヘリで京都府大病院や第一日赤へ着陸したこともありました。

 今回の事件では死傷者が60名を超えていますので福知山線脱線事故の100名以上の方の死亡事故に匹敵するような大事件で、大阪、滋賀、豊岡、和歌山各県の救急体制を巻き込むほど大掛かりな救急活動になったのではないかと想像します。

 なんとなればいかに大病院であっても瀕死の重傷患者の救急受け入れは、医師や看護師,空きベッドや医療機器の員数の制限のため、数名から5,6名程度が精いっぱいで、ヘリや救急車でいち早く手当てを受けることが出来るように多くの病院へ振り分けて搬送する必要があります。

 事故現場のごく近くに救急車やヘリを待機させ、救出された患者の症状に応じてトリアージを行い、最適、最短の病院へ搬送することが命を救うことになりますので、、今日の現場からヘリなら阪大や滋賀医大、滋賀済生会滋賀病院、京都第一日赤、京都府大病院、京都大学病院、東大阪市民病院、まで10分程度以内で搬送可能です。

 30分以内なら神戸大や神戸市民病院、災害医療センター、和歌山医大 豊岡病院などヘリ搬送が大変有効な3次救急病院が数多くあり、うまく搬送できれば救命率が高くなります。

 火災による熱傷患者の搬送経験はあまりありませんが、命に係わる症状はなんといっても気道熱傷と言って、高温の空気を一気に吸い込んで喉がやけどで腫れて呼吸困難になることが多くあり、この症状はいち早い診断と処置で救命できる確率が高くなるそうです。

 今回の事例は福知山線事故の場合以上に、県域を越えたドクターヘリ搬送の適用が考えられますので、実際の救命活動がうまく機能したかどうか良く検証する必要がありそうです。
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bell214b1989

Author:bell214b1989
35年間のヘリパイロット生活 
最終5年間はドクターヘリでした。

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