飛べないブルーインパルスにアメリカの影???

和歌山ドクターヘリ1 (1893)

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190716-00010005-friday-soci

 飛べないブルーンパルスにアメリカの影と言うフェイク記事が話題になっているようです。

 テレ朝などのワイドショーに出て、安倍総理、アメリカ大嫌い、朝鮮中国大好きのフェイク発言爆発の青木と言う記者が書いている記事で、空自がブルーインパルスに使っているT4が飛べなくなっているのは、アメリカのごり押しで燃料をJP4からJET A1に変えたためだとほらを吹いているようです。

 自衛隊の使用機が長期間飛行できない事態は陸自のOH1に続いて2機目でいずれもエンジンに不具合が出て、改修が必要になったものの、設計変更や部品製造に時間がかかるためのようです。

 いずれも日本のジェットエンジンの設計製造に技術的欠陥があり、飛行中に不具合が出たためであろうと想像します。

 OH1のエンジンは三菱、T4はIHIですからこれ以上優秀なメーカーは日本にはないのですが、欧米メーカのライセンス生産や部品の下請け、認定工場としてオーバーホールだけしているようでは、独自エンジンの製造維持管理に技術的に十分ではなかったということでしょうか。

 それを燃料のせいにして、アメリカを貶めて、メーカーの肩を持つのはいかがなものかと思いますし、メーカーから金でも貰って提灯記事を書いているのでしょうか。

 燃料をJP4からJET A1に変えたことで不具合が出ることはほとんど考えられないのは、通常ジェットエンジンはジェット燃料以外でもガソリンでも灯油でも軽油でもなんでも回るそうで、私の先輩は206Bでインドネシアのジャングルの奥で燃料がなくなって、灯油を入れて基地まで飛んで帰ったことがあったそうです。

 ただし、燃料を切り替えるなら、エンジン自体はほぼ問題がなくても、機体の燃料系統や凍結防止など必要な改修がもしあれば処置をしてから一斉に切り替え得ればよいだけです。

 航空機にはエンジンのマニュアルと航空機としてのマニュアルの制限があり、燃料の使用可能の種類が規定されていて、そのどちらも守るべきと言うことでしょう。

 この例は東北震災の時にドクターヘリに自衛隊のJP4を給油する事態があった時、自分のパイロット人生で初の経験でした。

 飛行規程上はJET A1とJP4 JP5 JP8などが使用できると書いてはいますが、構造上、特性上問題はないと思われはしますが、複数の燃料を途中で給油して混ぜることについての規定はありません。

 と言うことでいきなりパイロットが現場で判断してJP4を追加給油することは、規定上、また給油の決済などについては少し問題があると判断し、会社の指示を得るということを実施しました。

 今回の青木某のヨタ記事はアメリカ憎し、安倍憎しのフェイクそのもので、無理やり肩を持たれたIHIにとっても良い感じはしないでしょう。
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bell214b1989

Author:bell214b1989
35年間のヘリパイロット生活 
最終5年間はドクターヘリでした。

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