エンブラエル 日本に殴り込み???

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190715-00000003-awire-ind
エンブラエルE195-E2が売り込みのアジアツアーで羽田に着陸したというニュースが入っています。
MRJが低燃費で売り込むプラットのエンジンをすでに積んだライバル機のようで、TCは既にとって、日本、三菱の前に大きく立ちはだかる強敵です。
エンブラエルと言う名もブラジルが飛行機を作っているなど知らない30年も前、朝日航洋が固定翼、コミュータに乗り出すことになり、しかも私が中国電力さんのパトロールで飛んでいた広島を基地として、西瀬戸エアーラインと言うしゃれた名で飛ぶことになりました。
この時に当時の上司が買ってきたのが写真のエンブラエルE110バンデランテと言う低翼でスタイルはよかったのですが与圧がないお買い得の中古機2機でした。
結局、客が乗らずに2.3年で破綻し、JALが国内線の準幹線に入ることを条件に運輸省から頼まれて引き継ぎ継いだのがJ-AIRのはじまりで、機体をすぐに与圧の着いた機体に変え、あちこちへと路線を広げたのですが、19人乗りではとても採算が合わずに、ついにジェットの50人乗りを導入し、それがエンブラエルでした。
その一番機が当時JーAIRの広島本社のあった広島西飛行場へ初めて着陸する様子を、自社の格納庫から眺めていました。
思えば耕運機を作っていたボンバルデアと南米のエンブラエルがまさか小型ジェット旅客機のシェアーを独占してしまうなどとても想像が出来ませんでした。
世界の三菱はそれを見ていて、あの程度の国、会社が作れるなら多くの実績がある自分たちなら、簡単に作って世界へ売れると踏んだのでしょうか。
目論見は見事に外れ、この先どうなるかは予断を許さない大変厳しい状況になってしまうなか、エンブラエルは日本に殴り込んできたのでしょうか。
JAL,ANA本体はなんといっても国策会社のようなものですから三菱を買わないでエンブレルやボンバルデアを買うことは難しいでしょうけれども、子会社や資本関係のない会社はフリーハンドで条件の良い、また性能、維持管理が確実な機種を自由に選択できるでしょうから、安全パイでぜひとも買っておくべきでしょう。
三菱と心中することの無いように、、、、、
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