佐賀空港 リモコンで旅客機牽引、、、、

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190708-00000004-sagatv-l41
佐賀空港で旅客機をリモコンで牽引するというニュースが入っています。
写真のようにヘリも旅客機も牽引車に運転手が乗って引くということが長く行われてきました。
小型ヘリや小型固定翼機は人力で押したりしていましたが、2トンを超えると人力では動かないので、牽引車が出番となりました。
牽引車で引く場合、牽引車の運転手からは見えない死角があったり、安全確認に人員を配置するなどが必要で、過去には牽引車に轢かれるなど死亡事故まで起きていて、今回のようなリモコンで離れた場所から全体の安全を確認できることは大変なメリットとなります。
どうやらこのリモコン牽引車は外国製品のようで、しかもまだ大型機に引けないようですが、そのうち大型機用も開発されることでしょう。
ヘリコプターの場合、すでに数十年前から充電式電動ローダーと言う装置が輸入され、中型機程度までならただ一人で格納庫から出し入れができるようになっています。
それ以前には412の防災へりの出し入れのため、ちょうどスキッドが50センチか1メートルの余裕で入る板の下に車輪を付けて、牽引車で引く簡易式のローダーを使っていたところがあったようです。
これを空港やヘリポートのエプロンに出しておいて、その上に直接着陸するようなもので、ひっかけたり踏み外せばヘリが横転するような代物で、いったい誰があのような危険なものを考え出したのか不思議でした。
ヘリコプターも飛行機も着陸してエンジンを止めたら自分では1センチも動けない大変不便な機械で、いろいろと地上支援用の機材や道具が必要です。
今回の旅客機用のリモコン牽引車も結構利便性はありますが、今後一挙に普及するかは少し様子を見て、弱点欠点を洗い出さないことには何とも言えないでしょう。
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