グライダー曳航用のロープ落下、、、

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190707-00000099-kyodonews-soci

 北海道北見にあるスカイポートきたみを離陸したグライダーを曳航する小型機から切れた曳航用のロープが切れて落下したそうです。

 非常に珍しいトラブルですが、スカイポートきたみ付近は広大な田園地帯で4.50メートルのロープが空から降ってきてもほとんど地上には影響はなさそうです。

 ただしグライダーを曳航する小型機が落としたそうですから、タイミングによってはグライダーの方が大変危険になる恐れがあるので航空法上の重大インシデントに該当することは仕方がないかもしれません。

 この曳航用のロープと接続切り離し装置が航空法上のが重要な部品としての設計製作管理が必要であったとも思えませんので、全般的には大した出来事ではない、昨日の朝日新聞のOB程度ではないでしょうか。

 今回のように航空機がロープ状のものを落としたり、地上の物件に引っ掛けたりする不具合はヘリコプターの吊り荷用ロープ、送電戦工事で鉄塔にロープやワイヤーを張る場合、戦闘機が使う標的を曳航するワイヤーなどで結構不安全が起きています。

 標的を曳航する戦闘機などは滑走路の芝生地帯に投下してから着陸しますがうまく投下できないまま、ワイヤーを曳航したまま着陸しようとして滑走路手前の電線を切った例がありましたが、人に当たると死者が出る危険性があったようです。

 自分でも経験がありますが、送電線を張るヘリのリールのブレーキが緩んでワイヤーが垂れ込んでJRを止めたり、国道の車を止めたことがあり、これも結構危険性があります。

 また50メートル近い長吊りで木材を搬出する場合に、狭い荷下ろし場所の周りの電線に接触したりとヘリの仕事はリスクとの戦いと言う面もあります。

 このような危険性はすべてある意味では航空自体の危険性ではなく、運航目的に関するリスクなので、一般に言う航空事故や重大インシデントとはある意味違う範疇なので、航空事故調査とは経路の違った取り組みや対策が必要となりますので、いわゆる航空事故調査委員会の調査対象としては異色のものとなり、航空の常識ではない分野の調査となります。安友さんの写真 (5)
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Author:bell214b1989
35年間のヘリパイロット生活 
最終5年間はドクターヘリでした。

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