大阪府警ヘリ 螺子落としたか、、、、
大阪府警のヘリAW139が20日午後のパトロール飛行で胴体後部下のパネルを止めていた螺子5本を落としたと言うニュースが入っています。
航空機が部品等を落とすニュースは定期的に流れていますので、特に驚くことはないのですが、一向に減らない無くならないという点では何らかの強力な対策が必要なようです。
螺子やファスナーが落ちるのは、点検時などに手で絞めただけで正規のトルクをかけなかったという、いわゆる締め忘れが原因であることが大部分のようです。
忘れても落ちないように、螺子やファスナーが観音開きのパネルから落ちないように外、れないようになっている構造も多くありますが、普通のねじ止めでは閉め忘れを見逃すとほぼ落ちてしまいます。
私の経験で極端な忘れ物発見は、車検から帰った車のエンジンルームにドライバーが忘れてあったのを見つけて、デーラーに電話して、ドライバーはいただいておきますと言ったことがありました。
ヘリでは204Bでエンジン関係の調整をしながらテストフライトを繰り返していた時に整備士がエンジンカウリングを閉めようとしたとき、エンジンデッキに大きなスパナを置き忘れているのを見つけて、それ、置いて飛ぶの?ときつい冗談を言ったことがありました。
かくいう私も何回も手順を飛ばして失敗していますし、整備士に助けられたことも限りなくあり、クルーはお互い様ということでしょう。
航空機は小さな失敗が大事になることも多いので、クルー全員で助け合って大事を防ぐことが肝心で、そのためには良好な人間関係は欠かせません。
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