旅客機 前車輪なしで着陸成功、、、
ミャンマーで前の車輪が出なくなった旅客機が無事着陸に成功したというニュースが流れています。
パイロットがうまく着陸したと称賛されていますが、過去に同じようなトラブルで横転したような例はあまり聞いたことがありません。
日本国内でも中日本航空の定期便が高知空港へうまく着陸した例があります。
同じようなトラブルでも、主車輪の片方が出なくなったら大変で、下手をすれば横転して火災という恐れがあり、実際には空自のT1がこの状態で無事に着陸した例があります。
前車輪が出ていてもステアリングが壊れてタイヤが横を向いたままロックした例がユーチューブで出ていましたが、前輪が付くと同時に滑走路から飛び出しかねませんが、これもうまく滑走路内で停止したようです。
実は私もT33で2回もギアのトラブルに会っていて、一度は滑走路からタクシーウエーへ旋回中に前輪と左の車輪が引っ込み、コンクリートをこすって止まりました。
もう一度はギアレバーはアップとダウンの位置でロックするようになっているのですが、着陸するときにダウンへ動かしたらロックがかからずプラプラになってしまったことがありました。
2人乗っていましたので、私が後席でレバーをロックで保持したまま、前席の教官が着陸し、滑走路上でまっすぐに止め、ロックピンを入れてもらってからエンジンを停止したことがありました。
ジェット機は200キロ程度以上で接地しますので、下手をすると大惨事になりかねず、無事に済んだら良しとするべきですが、しかし今の時代でもギアが出ないような初歩的な故障が起きるとは、あまり安全性は向上していないようです。
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