ハワイでヘリ事故3名死亡、、、、
ハワイで現地時間29日に観光用ヘリが墜落し、パイロットを含めて3名が死亡したというニュースが入っています。
ヘリコプターの機種や事故の推定原因などは報道されていませんが、ニュース映像から機種はロビンソン44ではないかと見えます。
またヘリは地上の車にぶつかって大破させ、自らもほとんど原型をとどめないほどひどい壊れ方をしています。
目撃情報では回転しながら落ちたという情報があり、壊れ方からほとんどコントロールできない状態で落ちたようです。
飛行目的が観光ということなので、いわゆる遊覧飛行のようなものらしいので、上空でホバリングすることはほぼありませんので、操縦上の失敗で、LTE(テールローター効果喪失)に入ったのではなく、テールローター系統の故障で旋転に入ってしまって墜落したのでしょうか。
このような場合でも旋転の初動でうまくオートローテーションに入れることができれば、コントロールはできるのでよほどでないと死ぬような衝撃は避けることができます。
旋転に入ってしまってからは、テールローターが効かない状態ならオートローテーションに入れても旋転が止まらない可能性があって、今回の事故のような結果になりそうです。
ヘリコプターはエンジンが止まるよりテールローターが吹っ飛ぶなどして効かなくなるほうがはるかに危険性が高く、初動でエンジンを絞って止められないと悲惨なことになります。
このような種類の事故はエンジンが双発でも単発でも同じような危険性なので、双発機をより安全性の高い部類に分ける国もありますが、一方ヘリはすべて単発機扱いとする国もあるようです。
事故の正確な原因はいまだわかりませんが、回転して墜落したという事例であることは確かなようですから、日常的に飛んでいるパイロットは
この事例を教訓に自分ならどうするか再確認しておくとよいでしょう。
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