F15パイロット 一時失踪、、、、




 航空自衛隊小松基地のF15のパイロットが一時行方不明になり、捜索願を受けた警察が、山形県で発見したと言うことだそうです。

 前日深夜にコンビニへ出かけると言い残して出かけ、次の日の出勤時間になっても現れなかったので、捜索願を出したそうです。

 基地としては自殺の可能性も考慮したのではないかと思います。

 この行為によって出勤停止1日の懲戒処分を受けたと言うことですから、自衛官は厳しい職場です。

 サラリーマンなら今日休みます、年休で処理してくださいで済みそうな事例ですが、本人から連絡がなかったと言うことですから、深く悩んでいたか鬱病ではなかったかと想像できます。

 本人は飛行訓練がうまく行かず、出勤したくなかったと話しているそうですから、連絡もせず無断欠勤して失踪ですから症状はかなり重いようです。

 私は50代で欝の経験があり、また長いパイロット生活で飛ぶのがいやになった経験も何回かあり、また転職したくて悩んだこともありますのでこのパイロットの境遇が良く理解できます。

 F15のエリートパイロットと言えども、できが良いのも落ちこぼれもいますし、順風満帆の時もあれば技量がまったく伸びない時もあり、さらには何回かは死に損なったような危険な目にもあった可能性も高いでしょう。

 29歳だそうですから後5年程度が旬で、5年がんばって他の機種へ変わるなり民間へ出る選択肢もあったと思われますが、技量か精神か欝か何かがパンクしたのでしょう。

 私の元の会社では日本海側の運航所に勤務していた、某県警出身の30歳そこそこのパイロットが、妻子には釣りに行くと言って出たまま失踪し、いまだに見つかっていません。

 乗って出かけた車や釣具はそのまま海岸で残されていたので、自殺や事故の可能性で相当捜索しましたが見つからず、北朝鮮に拉致されたのではないかとも噂されていました。

 厳しい競争や適性検査を潜りぬけて、最高の地位のF15のパイロットになった者に取っても人生、パイロット生活は波あり谷あり、波乱万丈でで、事故死も確率も高く、技量や職分の競争も激しく、いつ、何故破綻するかわからない厳しい人生でしょう。

 無事に復活して飛び続けてほしいものです。

 
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bell214b1989

Author:bell214b1989
35年間のヘリパイロット生活 
最終5年間はドクターヘリでした。

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