神戸管制部の大失敗、、、








 少し古いニュースですが、沖縄の航空管制を神戸航空管制センターと言うところで、10月1日から移管、業務を始める予定だったそうですが、トラブルで予定通りに始める事が出来ず、10月9日からはじめたところ、またしてもトラブルで定期便に多数の遅れが出たそうです。

 10日の定期便の遅れや欠航のニュースを見たとき、私は元航空関係者でありながら、不覚にも前段のニュースを知りませんでしたので気が着かず、やっと今日になって知りました。

 ニュースの扱いがあまりにも小さかったのか、私が知らなかっただけなのか、それとも筋からマスコミに圧力を掛けたのかわかりませんが、事は相当大きなもので、失敗の内容としてはモリカケにも値する程度かもしれません。

 沖縄の空域の管制を神戸でする事には昔人間の自分にはかなり違和感がありますが、NTTの東京の番号案内を東北の田舎の御婦人たちがしていると思えば、あまり変わらないと言うことでしょうか。

 問題の一部はリモートラジオで管制官とパイロットとの通信連絡の音声データとレーダーの生のデータの送受信の回線の制御が出来なくて、神戸と沖縄間の回線が切れたら、沖縄でやるしかないでしょう。

 回線は2つの違う衛星回線と海底光ファイバの3系統くらいあれば大丈夫でしょうか。

 コンピュータシステムの不具合なら、バックアップを2台程度持っていれば十分にバックアップは出来ますが、同じソフトと電源を使っていれば福島原発と同じ運命となります。

 いずれにしても不具合が2回以上続いて、実際の業務に支障が出たならば、事は航空ですから、トラブルが起きた時には飛んでいる航空機があるはずなので、インシシデントかそれに近い状況が起きなかったかは、隠し立てすることなく、真摯に調べて公にして、再発しないようにするべきでしょう。

 本来なら利害関係のない第3者が調査して、失敗の本当の原因を明らかにし、必要なら担当者を処分するような、公正な処置をするべきでしょう。

 安全運輸委員会と言う組織は部内の身内なので、この失敗の技術的な調査、再発防止策を出すには不適切なのですが、適当な組織がないので、仕方がありませんので、調査はやらないよりやった方が良いでしょう。

 技術的な調査による結果に基づいて、監査部門などによる厳正な処置も必要となるでしょう。
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bell214b1989

Author:bell214b1989
35年間のヘリパイロット生活 
最終5年間はドクターヘリでした。

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