高速トンネル事故とグライダー墜落事故、、、
昨日は別の内容の記事を書いたので触れることができなかった、広島のトンネル火災事故と千葉のグライダー墜落事故の件を少し取り上げてみます。
わたしはどちらの現場付近の地理や状況を良く知っているので事故を大変身近に感じました。
千葉の栄や木下や安食は40年近く前にヘリに乗り出してやっと一人前になったころ、農薬散布でよく出かけたところです。
東京の中心から50キロも離れていないようなところですが大変のんびりした農村地帯でその近辺にはすでに東京通勤者の住宅地開発が行われていました。
八日市トンネルは広島に勤務した15年前くらいから3年半にわたって単身赴任の帰宅ルートに多いときには月に4往復もしたものでした。
広島でトンネル事故火災との報道ですぐに頭に浮かんだのはこの八日市トンネルではなく、尾道付近の5箇所のトンネルが断続する一番危険性の高いところでしたが、その予想ははずれごく普通の八日市トンネルとは驚きました。
もうひとつのグライダーの墜落事故は意外な事故で、このような死亡者が出る場合はほぼ操縦不能でまっさかさまに墜落するというような形態で、原因としては操縦系統のリンクがどこかで突然はずれたというようなことが原因でしょう。
もちろん機構的に疲労破壊することもありえますが、まず場所をとるグライダーは通常、主翼などをばらして分解して格納していることが多く、飛行前に組み立てて飛ぶということが結構多いので、その組み立て時の不具合が墜落に結びつくということが考えられます。
ここまでは今日の話題の前置きで、大変長かったのですが、今日の本題はこの二つの事故にドクターヘリがそれぞれ出動したということがニュースで出ていたということです。
遠く離れた広島県と千葉県で、それぞれ人命に大きくかかわる救急事例にドクターヘリが飛び立ち、それぞれ状況は違いますが、救命のためヘリコプターが医療クルーを乗せて直接事故現場へ向かうシステムが日本ではすでに一般化しているということにほかなりません。
ならばこの制度はより安全に、そしてより効率的に、そしてより確実に運航で来るように、問題点があれば改善し、今後長く国民の役に立つような制度とするべく、各方面関係者は努力することを求められているということになります。
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