那覇空港であわや!×2、、、、






 昨日 午後1時半ごろ那覇空港で離陸滑走中の全日空機の前方を許可を受けていない航空自衛隊のCH47チヌークが横切ったため、リバースをかけて滑走路上に急停止しました。

 さらに続いて、同じ滑走路へ進入中のJTAの着陸機が滑走路上に全日航機が止まっているのに着陸してしまい、あわやと言う事態でしたが、運良く無事停止できたようです。

 このように短時間にトラブルが関連しながら連続することは大変危険な状態で、このような事態は管制官による管制業務が殆ど行われていないような状態であるだけでなく、この運航に関連するパイロットたちは管制通信をまともに聞いていないばかりでなく、目視による安全確認も抜けているとしか言えません。

 実情はそれほど切迫した危険状態ではなかったと言うことも言えますが、それよりもパイロットや管制官のあまりもお粗末な不手際が目立ちます。

 管制通信の不手際はこの3機のパイロットたちは自分に発せられた通信しか聞いていないようで、自分の運航に接している周りの航空機と管制とのやり取りを少しでも聞いていれば、ヘリと定期便が離陸で競合していることや、ヘリの離陸方向などもあらかじめ理解できたかも知れませんし、着陸機は離陸機が離陸を中止したことなども理解してゴーアラウンドする用意くらいはしても当然ですが、滑走路に航空機が止まっているにもかかわらず漫然と着陸してしまっています。

 管制官も自分が発した管制承認に反する航空機の動きがあればすぐに対処するべきで、ヘリが離陸してしまったら、滑走路を横切らないよう、フライランウエーヘディングと言うべきでしょう。



 ヘリがすでに横切りそうなら、離陸する定期便にスタンバイテイクオフというべきでしょう。

 漫然と管制指示を与えて、目視による確認を怠って、馬鹿なパイロットが間違ったのでぶつかりましたでは、とても管制していると言えないでしょう。

 チヌークは車輪タイプのヘリですので、通常離陸位置までは車輪で滑走し、離陸許可が出てからホバリングに移行しますので、少しでも注意して見ていれば、ホバリングに移行した段階で、スタンバイテイクオフ、ユーアーナンバーツーでしょうし、離陸を始めてしまったら当然、フライランウエーヘディングです。

 航空事故調査が発動しますので、原因は十分特定されることでしょうけれども、この関係者は全員丸坊主でしばらく再教育するとしますか。

 ヘリが滑走路を横切って定期便が離陸を中止しただけ程度なら、ままありえるでしょうけれども、後続機が着陸するとは、あまりにも弛んだインシデントでした。

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bell214b1989

Author:bell214b1989
35年間のヘリパイロット生活 
最終5年間はドクターヘリでした。

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