大雪 徳島で2名死亡、、、
大雪の徳島県で2名の方が亡くなっています。
このニュースの時系列を追うと救助体制がどうもうまく機能しなかったように思います。
亡くなった2名の方は5日の午前9時半ころ自宅を出て3キロ離れた高越山山頂のお寺へ向かい出発し、1時ころ脱輪したと連絡し、2時間後に歩いていくと連絡を最後に消息を絶ったそうです。
そして次の日6日朝8時ころ、山頂付近の駐車場で倒れているのを防災ヘリが発見し、同日夜に山ろくへ救助隊によって運ばれて死亡が確認されたそうです。
朝8時にヘリで発見されて、たった3キロしかないのに、夜になるまで死亡が確認されなかったということなら、ヘリは救助できなかったということで、飛行は出来たけれどもホイストで吊り上げて救助できず、地上の救助隊がふもとまで運んだということになります。
5日6日は強い冬型の気圧配置で四国山地も強風と降雪であって、ヘリは飛べたけれどもホイストは使えなかった、駐車場で発見されたそうですが、着陸も出来なかったということになります。
徳島防災ヘリは雪上着陸のスノーシューが装備されていなかったのか、強風下でのホイストによる救助は、中継カメラなど多くの装備が積んであって重すぎたのか事情は良くわかりませんが、現実は救助できなかったことは確かなようです。
また遭難された、5日夕方に天候は悪かったようではありますが、連絡が途絶えた時間に捜索が開始されて、ヘリが偵察に飛行すれば結果的に、2名の方は死ぬことはなかったかもしれません。
大変厳しい天候状態の中、一概に非難することは出来ませんが、6日の夜になってお二人がふもとに下ろされて、死亡が確認されたというのはあまり感心できない状態でしょうか。
それとも、救助隊が山頂でお二人に始めて接触した時点ですでに、死亡状態であったけれどもドクターがいないので、死亡判定が出来ず、最早、緊急性がないのでヘリは使わなかったということなのでしょうか。
良くわからない状態で救助劇を非難することは控えなければなりませんが、それにしても、たった3キロの道のりで遭難するとは、季節はずれの大雪は罪なものでした。
そして 現場は徳島県ですが、防災ヘリなら香川県のほうが近く、県警ヘリならより大型の香川県警S76の応援も欲しい所ですが、大雪でどこも大忙しで無理だったのでしょうか。
いろいろ検証してみる価値はありそうです。
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