北九州空港で小型機 着陸失敗、、、

 

 
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn?a=20141116-00000026-nnn-soci
 
 
 ニュースによると、昨日 夕方、北九州空港で小型機が着陸に失敗し、2名の方がかなりの重傷を負われたようです。
 
 小型機が空港内で離着陸に失敗すると、ふつうはそれほど重傷は負わないもので,軽傷程度のけがで済むことが多くまた、機体も大きく壊れたり、火災が出るなどということは非常に珍しい事故です。
 
 ネットの世界の情報力は怖いほど早く、この事故と同じ機体が、ホンダエアーポートで着陸時、車輪を出し忘れて事故となったことを教えてくれています。
 
 今回の事故の映像が空港の監視カメラと思われるものがニュースに出ていて、遠くからのぼやけた映像ですがよく見ると、私が予想したような、高おこしから失速し、滑走路にたたきつけられたときに、左側の車輪が折れて、速度をもったまま左へとられて、空港の岸壁の擁壁に激突したのではないかと思います。
 
 高おこしになった原因は、一つには小型機にはあまり経験できない、海上空港での離着陸であって、地上の経過してを進入着陸する場合と違い、高度と速度の見え方がいつもと違い、判定がむつかしいということでしょう。
 
 さらに悪いことに、ちょうど着陸時間が日没後20分程度のちょうど薄暮から夜の暗さに変わる時間帯の、高度判定のむつかしい光線具合が重なったのではないでしょうか。
 
 そして、さらに空港の南かわからの進入ならILS(計器進入)の電波が人の目の見誤りをカバーしてくれた可能性がありますが、反対の北側からではそれも利用できなくて目視だけで判断する必要があったということでしょうか。
 
 このような事故の原因が私が予想したことが当たっているかどうかは、すぐに事故調査委員会が結論を出してくれますが、結論が出るまで1年も2年のかかることが普通で、事故調査があろうがなかろうが、事故を防ぐためにはこのようなことを考えながら運行することはパイロットにとっては大変重要なことです。
 
 事故のニュースが流れたらすぐに、その原因に迫り、そしてそれをいかに回避しながら飛ぶかということを考えることが、安全に飛ぶ秘訣ということになり、その予想したことが間違っていなければ同じような事故は起こさないでしょうし、外れていれば同じ事故を起こす可能性は高いということになります。
 
 そして他人の事故に対してなにも思わないパイロットはさらに危険なパイロットということになります。
 
 安全に飛ぶためには、他人の起こした事故はすべて教訓としてわが身のものとする必要があります。
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bell214b1989

Author:bell214b1989
35年間のヘリパイロット生活 
最終5年間はドクターヘリでした。

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