函館ドクターヘリ、搬送訓練実施、、


 
 
 
 広い北海道で4機目となる函館ドクターヘリが2月の運航を前に、搬送訓練を実施したようです。
 
 北海道は普通の都府県に比較すると面積が4倍程度もあって、4機のドクターヘリでカバーすればやっと他の都府県並みの密度にはなりますが、それでも旭川がカバーする稚内や礼文利尻の離島が40分以上かかりそうです。
 
 広すぎる面積がひとつの問題なら、もうひとつの大きな問題は12月から3月ころまでの冬の天候も大きな課題となって、ドクターヘリにのしかかることでしょう。
 
 冬の天候の雪が大きな問題なのですが、晩秋から各地で吹く強い風も気になるところです。
 
 私が35年間飛んで一番風で痛めつけられたことで印象に残っているのは、北海道の日本海側と、日高山脈超えでした。
 
 ヘリコプターで冬季間運行する多くの仕事では、強い冬型になればその日のフライトは朝から中止とし、天候の合間を見て飛ぶなどということははじめからやめたほうが無難で、そのような地方で勤務しているクルーは心得たものでしたが、応援で入るよそ者の自分たちはどうしてもまじめに飛ぼうとする傾向があって、良くアドバイスされたものでした。
 
 人命に直結するドクターヘリは、そのような大雑把な天候判断をするのではなく、そのときそのときの天候状態を良く見て出来るだけ飛ぶべきだという意見も聞こえてきそうですが、冬の天候変化を裏日本や北海道で経験したパイロットは、その点良く心得ていて、天候急変にあってひどい眼に遭う確率も低いようです。
 
 強い冬型の気圧配置の天候の場合、一時的に晴れても、急変する可能性が高いと言うkとは良く心得ておいて運行することは、結局安全確実に患者さんを搬送できると言うことにつながることでしょう。
 
後は雪上着陸時の雪の舞い上がりと、傾斜にどのように対応するかと言うことも、大きな課題となることでしょう。
 
 北海道の原野、山岳地帯を飛ぶとき、たまに、狐、熊、などの野生動物を見かけましたが、野外に着陸した場合、怖くなるほどの寂しい思いをしたこともよくありましたので、注意が必要となるかもしれません。
 
 空自のスクランブルのパイロットは確か昔は熊対策で拳銃を携行していたと聞いていますが、今現在はどうなっているかはわかりません。
 
 内地とはいろいろと違ったことがありえる北海でのヘリ運航ですので、安全運航を継続して欲しいものです。
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bell214b1989

Author:bell214b1989
35年間のヘリパイロット生活 
最終5年間はドクターヘリでした。

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