本当に飛んでいると実感した時、、、


 
 

 
 私が人生で始めて空を飛んだのは、たしか高校生のときだったと記憶していますのですでに50年前のことでした。
 
 新聞社の募集した、自衛隊見学ツアーがあって、バスで航空自衛隊の小牧基地へ行って、1泊2日で基地内に宿泊しながら、各施設を見学し、輸送航空団のC46に乗せてもらったときでした。
 
 後に思い返せば名古屋の滑走路34で北へ向かって離陸し、岐阜基地の上空で旋回して帰る15分ほどのフライトで、地上の景色や大きなエンジン音が印象に残ってはいますが、一番強く覚えているのは、C46が尾輪式で大きく傾いたキャビンに横向きに座って傾いた体が、離陸滑走の途中でいきなり水平になったかと思った瞬間ふわっと浮かび上がったことでした。
 
 その後、航空学生に入隊したその年の春に、航空適性検査の飛行検査で10回近く、8時間飛行したことも強い印象とともに記憶に残っていますが、そのときは手順や操作をすることが精一杯で、飛ぶということを楽しむような余裕はまったくありませんでした。
 
 飛ぶということを本当に実感したのは、生まれて初めて編隊飛行したときで、飛んでいる航空機をすぐそばから見るということは、自分が本当に飛んでいるということを体感出来、まるで魚が海の中を泳いでいるような景色を見る実体験でした。
 
 編隊飛行訓練は離陸から着陸まで僚機が視界内にあり、旋回したり、離脱集合した、アクロバットをしたりして、自由自在までは行かないのですが、本当に空を飛んでいることを実感できるのは編隊飛行でした。
 
 自分の目に入る空中を泳ぐ僚機は又自分でもあるわけです。
 
 ヘリに変わってからも、複数機で仕事に飛んでいくときなどは好んで編隊飛行をして、飛んでいることを楽しむ機会もありました。
 
 編隊飛行の経験は、航空機が空中衝突の最終的に直近まで接近してしまったときの回避するときの重要な回避手段の決め手となる見え方や動きなどの重要な経験となります。
 
 空を飛ぶことを職業とするパイロットの中でもこのような編隊飛行の経験が殆どない人たちも多くいて、空を泳ぐ僚機を見る楽しみを十分経験した自分は幸せ者でした。
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bell214b1989

Author:bell214b1989
35年間のヘリパイロット生活 
最終5年間はドクターヘリでした。

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