広がる被害 広島土石流、、、、、
昨日の日中は行方不明7名と言われていたのが夜になると、51名と一挙に多くなり、死者不明者合計が80名を超える数字となり被害状況は大きく広がっています。
私もニュース映像だけで、県防災ヘリや市消防ヘリの立ち上がりが確認できなくて、余計なことを書いてしまいましたが、間違いでした。
元、お世話になったテレビ局の方のブログによると、広島ヘリポートは震災時の八尾空港のような混雑状態の中、市消防のヘリは早朝一番に離陸していったそうです。
被災者 不明者の数などの把握状況はやはり、消防と警察が別組織で、指令系統がなく縦割りで動いていると言うことでこのような行き違いが出るのでしょうか。
又自衛隊もまた、別組織として動くことで、これら3者の連携が困難な上、他府県の警察や、防災ヘリ、ヘリドクターヘリ消防ヘリ、DMAT の応援も入っていっそう、連携が難しいことでしょう。
やはり県の災害対策本部などを中心としてうまく連携して欲しいものです。
今日 大阪府内の国道を走っていると、八尾の駐屯地所属の燃料給油車が一台のジープの先導で現地へ向かったのでしょうか、災害派遣の標識をつけて走っていくのとすれ違いました。
又情報によると同じ駐屯地所属のヘリが複数機、現地へ向かったと言うことですので、今回の土石流被害では、報道関係者を含めると、数千人の関係者が現地で活動し、航空機も報道、自衛隊、防災、消防、県警、国土交通省など100機程度は動いているではないでしょうか。
このような多くの組織が動くとき、すべてに自己完結能力を持っているのは自衛隊だけで、それ以外の組織は他からの何らかの支援を受けないと動きが止まってしまったり、十分に活動できない事態となり、多くの混乱が生まれます。
ドクターヘリで東北へ飛んだときは、幸いにも自衛隊が宿舎やトイレ、駐機場所、などを提供してくれましたので、ほぼ活動はうまく行ったのですが、自身の食料や飲み水、休憩場所、通信手段、宿泊場所、ヘリの燃料など殆ど行き当たりばったりで解決するしかなく、難しい問題となります。
このような大規模な災害事例では後に多くの組織が、それぞれ、反省会などを持って次に備えるようなことを行うのですが、残念なことに全体的な検討がなされることはあまりないようです。
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