ドクターヘリ ドクターカーは消防との共同事業
ドクターヘリは民間の運行会社が運行し、病院の医師看護師が乗り、消防がその活動を支援するというか、共同の作業を行います。
普通 一つの作業や業務には責任体制が明確となっていることが当たり前で、ヘリが飛んで救急医療を施して、然るべき病院まで搬送するという責任者は誰というはっきりした決めごとがありません。
お互いに相手の立場を思いやって、最終的には患者さんの命を助けるという崇高な仕事を成し遂げる上で、ヘリの運行、医療行為、出動要請の受領から救急車での受け入れと、大きくはヘリ運航当、医療担当、消防当局と全く組織も人間も技術も違っている集団がうまく機能することが非常に大切です。
これがうまく機能しないとヘリは落ちる、患者は死んでしまう、消防は救急要請には答えられないと悲惨な結末が待っていないとも限りません。
このような連携が大切な場合に、軍隊組織では指揮者を明確に決めて、職種を越えて全責任を負って全員を指揮監督し、結果責任もすべて負うという、明確な組織体制とします。
ここが寄せ集め部隊の難しいところで、この状態でうまく仕事をこなして、救急患者さんを救うかというと、やはりお互い相手の仕事の内容と立場をよく理解することが基本で、、さらには相手の顔から声から性格まで知ることが大いにより良い仕事の助けとなります。
ドクターヘリの場合運行担当者は10人程度ドクターナースは20人程度、ところが消防の司令、救急隊員ははるか100キロ先の消防まで100人では済まない人数となりそうです。
ここが難しいところで、命令一本で動けない、寄せ集め集団は、いかにコミュニケーションをとって良い仕事をするか、させるかが決め手ですので、どんな方法をとっても、より良い関係を作ることに腐心するべきでしょう。
要請を拒否されたなどと言わないように、言われないように、、、、
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