寒のもどり、、、
先週の週末から2.3日、真冬並みの寒気団が降りてきて、日本中また雪景色となってしまったようです。
西日本でも真冬並みの寒さと降雪で山間部は冬景色に戻ったようです。
昨日は奈良県の大宇陀というところへ、又兵衛桜という有名なしだれ桜を見に行ってきましたが、南東方向の吉野の山並みは真冬のような雪景色に戻っていました。
4月には入ってこのようなことは、非常に珍しいことで、これも地球温暖化の影響でしょうか(笑)
先日はドクターヘリの雪上着陸の装備、スノーシューをいつ取り外すかと言う話題を書いたのですが、広島島根以北のドクターヘリにはまだ早かったようです。
スノーシューは通常の着陸地点に雪がない、あるいは除雪が行き届いているという状態で、もういらないと、はずすということはあまり賛成できません。
というのは、ヘリは急な悪天候や故障のときに比較的すばやくどこにでも着陸できるという、安全上有利な特性があるのですが、この特性も、雪の上に着陸できないとなると、山間部などを飛行中に不時着、予防着陸が出来ないことになり、安全性がそこなわれるおそれがあります。
いつはずすかという判断が難しいと言えるのはこのためです。
はずす時季は比較的難しいのですが、12月に冬の季節に入る時期、いつ着けるかという判断は比較的簡単で、初雪があって少し過ぎると、山間部が根雪になる時期になればつければ良いということになります。
そうすれば基地病院や、ランデブーポイントとなどでも少し季節が進めば雪が積もるようになり、判断はそう難しいことではないでしょう。
パイロットにとってこの時期、気を使うのはヘリのキャビンの温度コントロールでしょう。朝は機体が冷え切っていて暖房が必要で、日中になると気温の上昇と、日照の強さで一挙に熱くなり、クーラーを入れる必要が出てくることも普通です。
寒の戻りは非常に厳しいものでしたがこの後は一挙に季節が進むことでしょう。
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