雪山での遭難続くーーー

 
 

 毎年お正月はどこか冬山遭難が起こります。
 
 今年は 岐阜県の西穂高と秋田県の鳥海山と長野県の明神岳で動けなくなっている登山者が救助を求めているようです。
 
 今12時現在、どこも天候が悪く、救助のヘリが飛べない状態が続いていて、地上からの救助隊が活動を始めたようです。
 
 いつもこのようなことが起こると、登山者のモラルや技術の問題で、いつもヘリが救助に向かうことの社会必要性の議論です。
 
 そして元へり関係者としては、ヘリコプターの全天候能力がいつになったら実現するのであろうかと言うことです。
 
 私は減りに乗り出した1970年代から現在に至るまで、ヘリコプターの凍結飛行状態での飛行能力と、雲中飛行の能力はまったくといっていいほど進歩が見られません。
 
 またこの能力が近い将来、通常飛行するヘリコプターに備わるような見込みのほとんど今ではゼロの状態です。
 
 これが解決されればドクターヘリの24時間、悪天候間での飛行が実現できるのですが、なかなかニーズと技術的な課題の大きさで、実現の見とおしがたたないというところでしょうか。
 
 凍結状態での飛行はすでに克服できていますが、全天候での飛行が実現しないと、この部分だけ装備してもあまり意味がないということで、民間ヘリにはほとんど装備されていないというのが現状です。
 
 さらに全天候での飛行能力も固定翼機と同じような空港間の運航はなんら問題ないレベルですが、ヘリの特性である、飛行場以外の任意の地点に対する全天候能力が実現しないとほとんど意味がありません。
 
 今の科学技術力を持って実現の可能性は100%出来ると思いますが、自分が生きている間にそれが実現でき、冬山の遭難現場へどんな天候でもヘリが飛んで行くニュースを見ることが出来るでしょうか。
 
 それとも 自分たちが好き勝手に遭難した登山者をそこまでして救助することはないというのが世論となっているのでしょうか。
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bell214b1989

Author:bell214b1989
35年間のヘリパイロット生活 
最終5年間はドクターヘリでした。

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