明日から節電15%、、、


 http://takedanet.com/2011/06/post_7073.html

 早いもので、東日本大震災以降大荒れだった2011年の上半期も今日で終わり、明日から真夏の7月 下半期へ入ります。

 日本は震災で極端な電力危機を余儀なくされていて、15%もの節電をしないといつ何時 大規模停電が起こるかもしれないと脅されています。

 そしてその電力危機は電力会社や政府 経済産業省が悪意をもって意図的に作り出しているものでないかどうかなど、誰も疑ってみる者もないようです。

 電力の大口使用者は15%の節電をしないと罰金まで掛けられるという制度を石油ショック以来40年ぶりに発動するそうですから、少なくとも電力危機の真偽を第3者に諮問する程度のことは必要でしょう。

 マスコミは電力会社以下震災以来の嘘つき組織の情報を何の疑いもなく垂れ流していますが、未だに電力会社からの番組提供代金などの金品を震災以前と同じように受け取っているのでしょう。

 厳正中立に報道しているというのであれば、震災の2日後東京電力が行なった脅しのための国民に対する脅しのために行なった計画停電のデタラメさをなぜ言わないのでしょう。

 電力会社は通常自然災害などで起こった停電による被害は保証することは求められないことになっていますが、3月13日の計画停電は明らかに故意による必要性のない一方的な停電ですから、この停電が原因で損害を被った会社などから損害賠償裁判を起こされたら負けるでしょう。

 5000万キロワットの発電能力があって、需要が2500キロワットであったのに、強制的に停電したのですから。

 さて 明日から自動車会社は電力使用の平準化のために協力し、木金を休み土日に工場を稼働させるそうですから、非常に協力的で模範的なのですが、この間膨大な数の従業員がこの勤務体系で発生する休日出勤手当の総額は数百億円になるでしょう。

 さてこの費用は誰が支払うのでしょうか。労働者の泣き寝入りでしょうか。

 それとも今はない電力の割引制度のようなものを裏取引で話が付いているのでしょうか。

 そして一般家庭の節電協力には割引はしないで、値上げで逆襲でしょうか。
 

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ANA ボンバルデア機 シングルで無事着陸、、、


 http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20110628-00000299-fnn-soci

 1台のエンジンのタービンブレードがほぼ全部が飛んでしまったANA ボンバルデア機の件はファイルセイフがうまく機能して無事着陸しましたので、取り上げないつもりでいたのですが、少し気になる点が出てきたので取り上げることにしました。

 というのはHAC北海道エアーシステム機のインシデントに対する対応がでたらめだったことで航空局が今日業務改善命令を出したというニュースが有りましたので、それが気になって今日ぶり返してANAの件を取り上げます。

 ANA機の件は片方のエンジンがボンという異音と共に排気温度が急上昇したので、停止し、シングルエンジンで大阪伊丹空港へ引き返して無事に着陸したというものです。
 
 この着陸の一部始終は大阪市内から空港着陸まで各テレビ会社のカメラが捉えていて放送されました。

 発端はエンジンの故障ではありましたが其の処置に関しては特に問題となるような部分が全くないような報道のされ方でしたが、福島原発の巨大事故ということが有りましたので安全には十二分の対応が必要であるという面から少し取り上げてみます。

 沖縄の普天間飛行場が一番危険な飛行場であるとマスコミでは聞き飽きるほど繰り返して報道していますが、実は日本で一番危険な飛行場は伊丹空港です。

 空港周辺での悲惨な墜落事故は一回も起きていませんが、延々と大阪の密集地帯を低空で降下してくる様子は一度でも乗った方ならわかると思います。

 あのアプローチは絶対に正常な経路ではないと思います.

かわりの飛行場がなかったので為致し方なかったのですが、航空行政担当者は関空の開港でやっと危険性から逃れ肩の荷が下ろせると思ったら地元のわがままで存続となった経緯があります。

 同じようなスリリングな着陸をする香港の啓徳空港も早くから新空港へ移転しています。

 さて今回のような非常事態でエンジンがひとつになった場合、大阪市内を低空で飛んで伊丹空港へ着陸することはいかがなものでしょうか。

 大阪の飛行経路には今までに何回となく氷のかたまりや、フラップの部品など多くものが降ってきたことがありました。

 エンジンのタービンなど高温の部品が落下するということは考えられないでしょうか。降下中にさらなる故障が起きる可能性もないとは言えません。

 なぜこんなことを言うかというと、昔の大阪には伊丹空港と八尾空港しかなかったので陸上を飛んで着陸するしか方法はなかったのですが、今は直近に関西空港と神戸空港という海上空港が存在します。

 どう考えてもどちらかの海上空港へ着陸することが安全上より有利だと思いますがいかがでしょうか。

 大阪伊丹空港で大事故が1回でも起こったらおしまいでしょう。福島原発がそれを物語っています。

 航空会社が伊丹をなんの躊躇もなく選ぶのはあとの復旧 それは機体の復旧整備作業、乗客のあとの便への振り変えなど、安全性以外の理由が優先しているからに他なりません。

 福島原発と全く同じ考え方が見え隠れしています。

 菅総理 原発を止めるなら尖閣を開発したら、、、


 菅総理は目的が不純な内閣改造を行い、自民党の不純な雑魚を一人引き抜いて閣内へ取り込みました。

 これでいよいよ政局は脱原発解散へ向けて転がり出したようです。

 菅直人が孫正義とグルになって利権あさりの自然エネルギーへとまっしぐらです。

 再生可能エネルギー、自然エネルギーと言われる、風力発電、太陽光発電はとんでもない自然破壊をもたらすと言われています。

 山間部に設置した巨大な風力発電は今でも低周波振動による騒音被害が各地で問題になっているようですが、今はほとんど問題になっていない、自然に与える影響があるようです。

 今は一部、野鳥に与える被害だけが取り上げられていますが、エネルギー保存の法則から、風力発電の風車が奪った風の流れの減少は、植物の呼吸の時の葉から水分を蒸発を制限し、樹木の生命力を奪ってしまうのだそうです。

 太陽光発電は住宅の屋根に設置する程度であれば、発電コストが3倍5倍で経済的なロスだけで済みますが、いまの原発に変わる電力量を風力と共に賄うとすれば、広大な面積が太陽を遮られて砂漠となってしまうそうです。

 自然エネルギーと言っても無限ではなく、日本のような国土が狭く、人口密度が高い国では自然エネルギーでどの程度まかなえるかなどはすぐに計算できるようです。

 そう言えば水力発電は再生可能な自然エネルギーのお手本と言われていましたが、日本国土で可能な地形のモノは既に50年もまえには開発し尽くされて今に至っています。その発電量は全体の10%程度であるにもかかわらず、ダムの作られた河川は悲惨な自然破壊が残されているようです。

 日本で巨大な水力発電は天竜川の佐久間ダムと黒四ダムの黒部川ですが、いずれも河口付近の上空を飛んで見ると、広い河口に申し訳程度の少ない水流で、まるで砂漠の河のような景色です。

 さらにダムには上流からの堆積物が沈殿し、水質は悪くなり、しかも貯留可能な水量はあと数十年でゼロに近くなるほどで、ダムの中全てが土砂と流木落ち葉の腐ったもので埋め尽くされる恐れがあるようです。

 自然エネルギー再生可能エネルギーは自然に優しい、エコ、クリーンともてはやせてますが実態は程遠い現実のようです。

 非科学的な CO2 地球温暖化と言う呪縛から解き放たれて、今稼働可能な原発のうち安全性の高いものから優先して使いながら、徐々に脱原発化を時間をかけて行いながら、尖閣列島の石油、天燃ガスの開発を直ちに始めたらいかがでしょうか。

 中国首脳に中学生が怖い先生に叱られるような、面接しかできない菅直人ではとても無理でしょうが思い切ってそのようなことでも始めない限りとても日本の将来のエネルギーは確保できないでしょう。

 今尖閣の開発を始めて生産が起動に乗り出した頃には、メタンハイドレートの生産にもめどがつき日本はOPEC加盟国となる。夢のような話ですが政治がそれを妨害していつまで立っても資源貧乏国のままでしょうか。

 尖閣だけでも日本の原油使用量の100年分はあるそうです。

 石油開発支援のへりが常時100機位は飛びそうです。生まれてくるのが50年早すぎたーー(笑)
 









 

 ヒュマンファクター、、、



 昨日の武田邦彦先生のお話を聞いて、いろいろと教えられた事が多く有りました。、航空で言うところのヒューマンファクターという言葉は直接お使いにはなりませんでしたが、ヒューマンファクターそのものが日本をダメにしてしまったという点を嘆いておられました。

 日本人は戦争に負けるまでは、嘘をつかない 分をわきまえている、誠実であったということだそうです。

 特に明治に入るまでは世界一の文明国家で 天皇 殿様から 百姓 子供に至るまで其の文をわきまえた道徳社会は世界一のものだということは、当時日本を訪れた白人が驚嘆していたようです。

 今回の原発事故に際しては、上は総理大臣から、電力会社社員 県の職員、教育委員会 テレビ 新聞まで嘘のつき放題であったようです。

 特に東大グループの原子力発電推進派の幹部はテレビのインタービューでそろそろ嘘を言うと予想していたらその通りにしゃべったと大笑いしながら話しておられました。

 原発の技術レベルは東大グループを抱える日本が世界で一番高いということは全く世界中が認めるところですが、それを扱う人間が嘘で塗り固めた思想でやるならば、何回でも事故が起こるのは当然であるようです。

 航空 ヘリコプターの世界も全く同じで、何回も起こる大事故のたびに製造者、運航者、監督官庁が嘘をついて責任逃れをしていたら、安全などおぼつかなくなりますし、誰も乗らなくなるでしょう。

 我が身の保身のために嘘を付くようになったのは、やはり戦後のアメリカ主導の自由主義教育による間違った権利意識の植え付けによるものではないでしょうか。

 人より楽をしていい目をすることが目的化した現代社会では、逆には人と同じことをしていて他人より少しでも損をすることは我慢がならないという思いでしょう。

 この思想が総理大臣から橋の下のルンペンまで充満している社会では、他人のすばらしい成果はなるべく低く評価し、失敗にはとことん皆で叩きまくるということがひいては自分がずるをしていい目ができると思うのでしょう。

 戦前の航空技術者が臥薪嘗胆、身を粉にして、しかも成果の過大評価でいい目しようとする気持ちは微塵もなく、純粋技術的に最高のものを造った、日本が世界に誇るもの、これこそが新幹線であると思います。

 世界に誇るものは東京タワーでもなく、YS11でもありません。

 中国人を悪く言えるほど、いまの日本人は誠実でも勤勉でもなくなってしまっていますが、新幹線の技術を超えたという中国の高速鉄道が果たして新幹線の実績を抜くことが出来るでしょうか。

 世界一の技術で作ったものでも、それを扱う人間がいい加減であったら神は見逃さないでしょう。まして、、、

 と ここまで書いて  それにしてもヘリコプターは事故が多過ぎる、、、、    

  『 反省!! 』  

 

 

武田邦彦先生の講演会へ、、




 今日は朝7時に自宅をでて、岐阜県の飛騨高山で行われた、TVタックルやたかじんのそこまで言って委員会でおなじみの武田先生の講演会へ行ってきました。

 先生の歯に衣を着せない発言が自分と完璧に波長が合うので是非一度、直接にお話を聞きたいと常ずね思っていましたので、少し遠方でしたが思い切って出かけてきました。

 お話の内容はテレビの発言より1歩も2歩も踏み込んだ、強烈明快なもので本当に期待通りのものでした。

 最新の著作に直接サインをいただくことが出来、本当に行ってきてよかったと思います。

 今後とも日本のために頑張っていただきたいものです。

 高山到着後数時間は観光めぐりをし、3十数年前の仕事で近くをおとずれたものの見れなかった風致地区や、何回も上空から見下ろした場所を懐かしく見て回ることが出来て本当によかったです。

5月31日から半径20キロ以内が飛行禁止だそうですが、、


 http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110530-OYT1T00898.htm

 福島原発事故発生から半径30キロ以内が飛行禁止空域として決められて、人命救助 搜索の目的以外の航空機が福島原発に近づくことができなくなっていました。

 そのため空撮映像がテレビ新聞に出るのは衛星画像、陸自ヘリの映像、無人機の映像飲みに限られています。

 5月31日から20キロまで緩和されたようですが、未だに原発は言うまでもなく、其の付近の地域の被害状況などの映像が世に出ることはほとんどないようです。

 福島 宮城 岩手と広大な地震のの被災地があるにもかかわらず、今までの震災 大災害 大事故などでこれでこもかというほどヘリからの映像を見せつけられていた者にとってはなぜなんだろうとふと思ってしまいます。

 まさかNHK民放がこぞって3箇月も呆然としてしまっていたということもないとは思います。

 地上からの映像が余りにもインパクトが大きいモノが多すぎて空撮映像の出る幕がないのでしょうか。

 ヘリからの映像だけではなく、固定翼機からの垂直写真も報道目的だけではなく、我々世代が後世に残す貴重な災害資料として、国や県市町村が行政目的で確保しておくべき精密な資料として、大切なまた必要性が高いものだと思います。

 もちろん福島原発から20キロ以内だろうと外であろうと撮影に障害のない放射線値ならば、原発を含めてどんどん撮影するべきであろうと思いますし、それを進めることはあっても禁止する必要はまったくないでしょう。

 関係者の解説を聞いていると出るべき放射性物質はほとんど出てしまっていて、今後は核爆発でも起らない限り当初の放出に比較したら微々たるものだという話ですし、上空にはほとんど上がらないという話も聞いたことがあります。

 また 必要な防護をして積極的に空中撮影をするべきではないでしょうか。

 特にNHKを含めたテレビ局の目新しい空撮映像の全くないニュースにはどうも何か隠された報道管制がいまだに存在するのではないかと思うほどです。

 原発事故と震災の被害の大きさに抜かした腰が未だに立たないハズがないとも思うのですが。

 もういい加減、映像提供陸上自衛隊 東電提供はやめて欲しいものです。
 

あと一月でアナログ 停波、、、


 震災の被災地ではテレビのアナログ電波が7月24日以降も止めないことを総務省は決めているようですが、基本的には残り30日でアナログテレビの寿命は終わるようです。

 チューナーを使えばアナログテレビはまだ使い続けることはできるようですが、日本国中で大量の粗大ゴミが発生するようです。

 今日本中でこのアナログテレビの不法投棄が起きているようですが、テレビはこの事をほとんど報道しないのは、マネをして同じように捨てる輩が出ないようにということと、テレビの改革がこの不法行為を招いていることは明らかですので、これを隠そうとしているのでしょうか。

 テレビのデジタル化は何を放送するかという、コンテンツの改革は一切関係ありませんし、放送の一方向性はほとんど改革されませんので、自由度の高いインターネットの技術改革に比較すると中途半端なものと言わざるを得ませんので、今後の技術の発展にうまく対応できるかどうかいかがでしょうか。

 ゴールデンアワーの19時台の地上波の視聴率が初めてすべての局で10%を切ったということをネットの報道で知ったのですが、このことはもちろんテレビでも新聞でも報道されていないように思いますが、いよいよ本格的にテレビの時代の終わりが始まったのかと思えてなりません。

 テレビのデジタル化と同時にテレビの終焉が本格化するとは皮肉なものです。

 このアナログ停波でテレビの機能の改革は一段落するのですが、入れ物は変わっても問題は中身ですので、この入れ物の更新に使った国民のお金を無駄にしないように、良い中身を作り出して、世に送り出して欲しいものです。

 見え見えの偏向報道と、安易なバラエテイーと、韓国コンテンツはもうそろそろやめにしないと、いい加減国民はうんざりでしょう。

 

ヨーロッパ アメリカ以外の国のメデイカルへりコプター



 先進国 それも自由主義圏しかドクターヘリや救急ヘリは飛んでいませんが、今後時代の流れと共の徐々にではあっても世界に浸透してくるでしょうか。

 今のところ中国や東南アジアなどから、医学生の研修生を受け入れている医療機関はかなりあって人的な交流が続くと自然とドクターヘリというものが、広がるかもしれません。

 医療の平等性が少ない、豊かでない国に置いても、富裕層や特権階級のみを対象とした、医療用ヘリコプターが導入される可能性はかなりあるでしょう。

 そのようなことから見たら、北朝鮮や中国のほうが他のアジア諸国よりも早く整備される可能性が高いかもしれません。

 日本のドクターヘリとは果たす役割が全然違ったものとなりますが、機能は全く変わらないでしょう。

 そんなわけで在職中、そのような国からの研修や見学にはずいぶんと見えた事があって、良く説明をした事があります。

 中国 中東 シンガポール 東ヨーロッパなどからずいぶんとこられました。

 何れは世界のドクターヘリが交流する時代がくるかもしれません。

今日は夏至、、、


 今日は昼間の時間が1年中で最も長い夏至です。

 ドクターヘリのパイロット、整備士、運行管理(CS)として全国の26機を飛ばしている人たちは26×3=78人と其の交代要員ですから150人程度でしょうか。

 多分 このほとんどすべての人たちは夏至の到来を心待ちにしながら日々の勤務に全精力を傾けてきたことでしょう。

 半年前の12月20日すぎの冬至の日から今日まで一日につき1分程度ずつ昼間の時間が長くなります。概ね日没時間の30分前まで出動に備え待機し、日没までの30分程度で一日の反省会をし、機体の点検整備を行い格納庫に入れてあすに備えて一日が終わるのがちょうど日没の時間と同時刻になるようにすることとなっています。

 朝の始まりの時間は8時からとか8時半とか年中を通して、変わりませんので、冬至から夏至にかけては毎日どんどん長くなって、夏至の頃には12時間前後の長時間の勤務となってしまいます。

 朝の勤務時間の始まりは飛行可能状態で待機に入る時間の概ね40分前と運行規定で決められていますので、場所によっては一日の勤務時間が12時間を超える可能性があり、会社によっては12時間で打ち切っているところもあるようです。

 2交代制度にすればよさそうなものですが、人件費の面 冬期の短い時間と夏季の長い時とをどのようにするか、それに要員の絶対数が少ないこと、夜間は飛行しない原則などが絡み合って、2交代制度は検討すらされていないのが実情です。

 そこで、毎日勤務するクルーは今日の夏至の到来で、この日から毎日勤務時間が少しずつ短くなって来ることを小さな楽しみとして、長時間勤務に耐えています。

 そして、冬至の日からは「 ああ また長くなってくるーー」と嘆きながら、頑張っていることでしょう。

 天文に詳しい方なら、夏至の日の日没時間が一番遅いのではなく、夏至のあと1週間後位の日が一番遅いのですが、朝の日の出の時間との兼ね合いで昼間の時間が一番長くなるのが夏至の日で、これと同じことが冬至の日の入り時間にも言えることです。

 近畿地方での一番遅い日の入り時刻は19時15分位で、運良く、かたずけなどが全て順調に行ったとしてもホテルに帰って夕食を済ましたらどうしても9時位になってしまい、朝は7時すぎには出勤という日が毎日続きますので、何れは2交代ということも検討課題にするべきでしょうが、大手と言えども規模的には弱小企業体のヘリ会社は労基法を守ることすらおぼつかないレベルかもしれません。

 医療クルーはさらに厳しい勤務体系で連日の勤務をこなしておられることを目の当たりにするとそうそう杓子定規な言い分ばかり言えないような環境にあって、改善はなかなかむつかしいでしょう。

 しかし、大事故が発生しなければこのような事が話題にもならないようだと、この事業の正常な発展はむつかしいのかもしれません。

 今日から勤務時間が日一日短くなることを楽しみに頑張ってください。

JAC機長 定期訓練未実施で欠航(2)、、、


先日 JACの機長が定期訓練を受けていないという事が発覚し、2便欠航した事を取り上げましたが、内容がどうも正確ではなかったようです。

 乗れなかった少ない乗客も後続便で無事に目的地までついたようです。

 今日 ネットのニュースを見ていてわかりましたので再度この件を取り上げてみます。

 新聞の報道も会社によってはちゃんと正確に取り上げていたところもあったようで、事情を良くわかっていない人が記事にするとうまく伝わらないようです。

 この機長は通常の定期訓練を受けていなかったのではなく、63才になる時期の特別な定期訓練で1時間半程度のシュミレーターによる緊急操作の訓練が追加されていたのを誰も気がつかなかったので、やらなかったということだそうです。

 2月には同じように63才に到達する別の機長も同じように、やらないで済ましてしまっていて、二人は機長資格継続のための要件を満たさないまま最近まで飛び続け、ひとりは250時間程度も飛んでしまったそうです。

 加齢操縦士に対するの訓練や審査、航空身体検査などの実施についての航空局からの通達にしたがって、会社は運行規定や訓練規定を改訂し、それを守るべきところを、年齢63才に関わる変更点を見逃してしまったというところでしょう。

 今回の件はかなり同情の余地はありそうです。

 お二人の63才の機長が余りにも若すぎたのか、会社にとって63才に到達した機長が出たのがはじめての経験だったのか、訓練計画を立てる担当者が63才の件を知らなかったのか、いずれにしてもポカミスでした。もう間違えることはないでしょう。

 定期航空会社としては褒められたものではありませんが、悪質性は全くないでしょう。

 ヘリ会社など使用事業航空会社は規模も小さく、管理の専従専門家も少ないなどの事情で、過去には、定期訓練どころか、パイロットの航空身体検査や機体の耐空検査さえもミスって数箇月も知らないで飛んでいたなどということも有りました。

 しかし、大震災では航空身体検査も耐空検査も受けなくても続けて飛んで良いという、大英断とも言える処置が出たようで、うっかり最大評価してしまったのですが、これとて、陸運の自動車の免許更新と車検切れが容認された事になっらっただけだったのかもしれません。

 60才以上の加齢操縦士に関する特別な規定類はICAOに準じているとは思いますが、数十年前の60才といまの60才は肉体年齢、精神年齢がかなり若返っているようですので近い将来65才程度まで延長するようになるでしょう。

 少子化高齢化社会と就労者数の減少にも対応することとなるでしょう。 
 

プロフィール

bell214b1989

Author:bell214b1989
35年間のヘリパイロット生活 
最終5年間はドクターヘリでした。

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