AB609をドクターヘリに、、、、



 昨日はオスプレイが普天間に配備される話題を取り上げましたが、民間用にはイタリアのアグスター社がベル社から引き継いでAB609を開発しているはずです。

 当初はベル社が単独で開発しはじめ、その後アグスター社が加わって共同開発となり、その後はベルガ手を引いてしまったのでしょうか、詳しいことはよくわかりません。

 もうすでに市場に出てきても良い時期はすぎていると思いますが、なかなかうまく進んでないのでしょうか。

 このAB609の原型機は40年近く前に飛んだと思いますが、未だに実用化しないのはオスプレイの例を見るように、むつかしい面が数多くあるということでしょう。

 ヘリコプターのように垂直に離着陸し、パイロットを含めて9名乗れて、巡航はローターを前方に向けて、ターボポロップ機のように速度500キロ 250ノットで2時間半1300キロ程度飛べるそうですから、ドクターヘリにはもってこいの性能です。

 今和歌山県や兵庫県 そして他府県まで飛ぶ大阪府、そして壹岐対馬まで飛ぶ長崎県のドクターヘリには是非とも欲しい速度性能です。

 100キロ先まで飛ばなければならない広い地域で飛行するたびに、速度200キロはずいぶんともどかしく思いました。

 100キロの距離は巡航では30分以内ですが、離着陸の時間と覚知から要請までの時間、そして離陸までにかかる時間を入れるとどうしても45分は見なければなりません。

 AB609だと20分から25分くらいに短縮できるのではないでしょうか。

 AB609を使うと言うことなどまだまだ夢のような話だと笑われるかもしれませんが、救急医療で患者接触まで30分以上かかるということはかなりの問題点です。ドイツなどは15分ルールと言う設定でヘリの配置を行なっているようですので、日本の都道府県別配置のドクターヘリはそれに比較すると担当エリアが広すぎるという傾向があります。

 この問題を解決するにはヘリの数を増やすか、609のような機種を使うかどちらかということになりますが、機材の価格、乗組員の員数や配置 それにかかる経費、管内の出動回数などを考慮するとAB609の方がより経済的ということも出てくるのではないでしょうか。

 大阪ドクターヘリのように遠くの他府県までカバーしながらも、出動回数が少ないような場合は複数のヘリを使うより1機のAB609が良いというような例でしょう。

 東京都の伊豆諸島に対応したり、東京の都心の大病院が関東地方の広い他府県までカバーする場合などとても有効でしょう。

 広い北海道で試験運行を行なったドクタージェットの病院間搬送の症例などでは最適の機種となりそうです。

 実物を見た訳ではありませんが、機体の九悪質の横幅があと50センチほど広ければ、ドクターヘリに近くなってドクターナースも搬送しやすくなると思います。

 開発はほぼ最終となっているのに、いつになったら市場に出るのか今ひとつはっきりしませんので、今のところ夢の話です。

 自分ははや60才をすぎてしまっていますので生きているうちに、日本の空を飛ぶ医療用の609を見れるかどうか微妙な所でしょう。
 

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普天間にオスプレイ配備、、、、


  http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110530-00000627-yom-pol 

 米軍は普天間基地に配備しているCH46バートルに変えて今年10月にオスプレイを24機配備すると発表したようです。

 このニュースに接してまず驚いたのはCH46バートルをいまだに使っていたのかということです。

 属国の身でありながら、そしてさらには日陰者の身の上である自衛隊でさえもうとうに退役させて全てがCH47チヌークやSH60に代替りしているのに、本家のアメリカが古いものでも大事に使っているというか、はたまた貧乏であるかということなのでしょうか。

 それとも日本が贅沢というか、豊かであるということなのでしょうか。

 そう言えば普天間基地の移設のニュースで出る映像はいつもこのCH46バートルとUHー1N(ベル212)が映っていましたが、古い資料映像なのかなと誤解していました。

 オスプレイは開発段階で大事故を連発したのと、開発費の高騰で一時は開発中止になるのではないかと心配しましたが、良くここまで来たものです。

 開発配備の遅れがバートルと212の延命になったということかもしれませんが。

 20年以上前ベル社のテストパイロットが八尾空港に来て、ユーザーサービスの講演会をもったことがあり出席しました。

 当時オスプレイは開発真っ最中ということで、なんでも質問を受けるという話になりました。そこで水平方向でローターが動かなくなったら、どのように着陸するのかという質問をしましたところ、作動油圧装置が3重の系統で、エンジンドライブが2系統、電気油圧系統が1系統 計3系統 装備されいるので3系統同時に故障することはないので、手動は装備されていない、かならず、垂直方向へ動かすこそができるという返事でした。

 エンジンドライブ2 電気油圧1の3系統ならスーパーピューマ332などと同じで特別な装備ではいうことでした。

 ベル社はこのオスプレイの開発に余りにも技術者を取られすぎて、気がついたら本業のヘリ部門では後発のヨーロッパ勢に追い越されてしまいました。

 日本で飛ぶヘリは今やヨーロッパ製のヘリの方が多くなってしまっています。

 オスプレイ配備の話に戻せば、その性能がバートルに比較して格段と上がりますので、抑止力の向上は素晴らしいモノがありますし、騒音値もそれほど変わらないようですので、日米にとっては申し分のない話です。

 しかし反基地勢力に新しい反対運動の餌を与えてしまうとなれば、基地移転問題に絡んでまた騒がしいこととなってしまうのでしょうか。

 

JR北海道 特急火災事故、、


 http://www.jiji.com/jc/zc?k=201105/2011052900185&rel=y&g=soc

 占冠村野トンネルで起こったJRの特急スーパーあおぞら14号の火災事故で、ほぼ全焼した列車がトンネルから引き出されたようです。

 過去の起こった同様のトンネル火災事故では多数の死者が出たりしていて、非常に危機一発の危険性があったでしょうが、今回は良く四者がでなくてよかったものです。

 事故と同時に早速高国土交通省安全委員会と北海道警察が調査に入ったと報じられています。

 事故調査のほうは前回の福知山線脱線事故の調査当局と被告とも言えるJR西日本が不適切な関係を持っていたと報道され、事故調査そのものの正確性に大きな問題となりました。ですから今回はその意味でも注目される可能性があります。

 純粋事故原因の調査を再発防止のために正確に行なって欲しいものです。

 道警は違法行為や過失が業務上過失傷害に結びついていないかどうかを純粋技術的に主に個人の関して徹底的に調べるでしょう。

 航空事故調査のように警察組織と調査組織が安易になれ合いになって、情報をやり取りしたり、ひいては個人の過失や違法行為について談合を行うことがないように願いたいものです。

 震災がなければ最大級のニュースなのでしょうが、東日本大震災以降は様々なニュースの取り扱い基準が変わってしまったように感じるのは私だけでしょうか。

台風のおかげ、水力発電、、



 台風2号が沖縄近海から北上し、日本本土を狙っているようです。

 一般に台風は強風と洪水による被害をもたらす、悪い面ばかり理解されていますが、電力危機の今、水力発電の水をダムに運んでくれるありがたい面もあります。

 日本で雨が一番多い四国と紀伊半島の山奥には巨大なダムが戦後に整備されて、台風による雨を主に集めて、発電し関西や中国地方に送電していました。いましたということは電力の消費が当時に比較して多くなりすぎたので、今は遠方まで送電するまでもなく近くで消費しているかもしれないからですが。

 台風が通過すると何百ミリの雨が一帯に降りますので、空に近いダムが一挙に満水となる可能性があります。ということは台風が来る前には、火力を止めてダムの水を落として発電してどこまで水位を下げるかというむつかしい判断が要ります。

 下げすぎると満タンにならないし、残しすぎると急に満タンになり、計画的な発電がうまくいかなかったり、最悪はダムを超えそうになって、緊急に放水して、下流域を大洪水にしてしまった例まであるようです。

 今の歴史的な電力危機の事態の中、発電量が小さいとは言え、日中午後の電力消費のピークに合わせて全国の水力発電が全て稼働しなければならないでしょうから、水量のコントロールはかなりむつかしいでしょう。

 このひとつの台風の通過による水力発電の経済効果はどの程度か良くはわかりませんが10万トンタンカー1杯分くらいの石油の量に相当するかもしれません。

 岐阜県や新潟県の山奥には冬の豪雪を利用した、水力発電があり、こちらの方は真冬から初夏にかけてどんどん雪が溶けて、水を供給してくれますので、水量のコントロールはやや優しいのではないでしょうか。

 電力危機の中このような設備はより重要性が増し、うまくコントロールしてピーク時の電力により有効に生かされることでしょう。

 たまたまヘリコプターをこのような設備に付帯して使っていただいていましたので、実際に見聞した知識として残っていました。

梅雨入り宣言、、、


 東日本大震災や福島原発のニュースに気を取られているうちに、気象庁は既に梅雨入り宣言をしてしまったようです。

 確か関西は、3、4日前のようですので例年より1週間以上早いのではないでしょうか。

 ドクターヘリのパイロットとして航空関係者の片隅にいた自分としては、いくらかは他の普通の方よりは気象の知識もあり、多少は気象情報も日々気にしていたのですが、不意をつかれた感じです。

 そもそも梅雨も自然現象のひとつですので、定義上は今日から梅雨 あすからは梅雨は開けるなど、はっきりと宣言できるようなものではありませんが、気象庁は新聞や、テレビなどのマスコミサービスで行なっていたことが定着してしまったのでしょうか。

 ですから梅雨に関する言葉で、梅雨の走り、空梅雨、梅雨の名残などと梅雨入り宣言梅雨明け宣言の失敗を取り繕う言葉を多く聞いたものです。

 有視界飛行でしか飛べないヘリのパイロットとしては、雨や低い雲、そしてモヤなどの視程障害などの多い梅雨時期は、他の時期以上に気象情報に敏感になり、また知識も豊富になり、経験による気象判断も自然と向上します。

 そこで少し梅雨時期の気象情報についての独断と偏見に付いて公開します。

 この梅雨時期に発表される気象庁の天気予報や降水確率の予報は、梅雨時期とその前後の時期を比較すると、明らかに違うようです。

 というのは梅雨に入ったとたんに天気予報は雨や曇の予報が多くなり、降水確率も高く予報されるような傾向があります。

 それはやはり自分たちが発表した梅雨という語句に囚われるということと、梅雨に入ってすぐに晴れ 晴れの予報は出しにくいのでしょう。

 また、雨の予報を出していて、その予報が完全に外れて晴れたとしても、あまり怒る人はいませんが逆の場合は多くの人が迷惑して、気象庁は何をしているんだという非難が集中します。

 やはり気象庁もお役所ですので、自分の立場があまり悪くなるようは方向の仕事はしないということでしょう。

 しかし梅雨時期の予報は大変むつかしくて、日本列島にある梅雨前線が数十キロ上下に移動しただけで天候は大きく変わってしまいます。ですから1日雨や曇だと予報されていても前線が少し南へ下がっただけで、快晴となったりしますので、同情の余地はあるのですが、一番天候の不順なときに天気予報が当たらないのはかなり困ったものです。

 私が飛び出した40年前は、今現在のお天気がわからないほどでしたが、20年も前からアメダス情報やレーダー情報がネットで配信され出したので、日本国中どこに居ても現在天気はわかるようになったのでずいぶんと安全に飛べるようになったものでした。

 予報はやや完全ではありませんがすべての気象情報はほぼ十分に手に入れることができる現代ですが、事故った原発の状態や放射能の状態の情報が満足に配信されない今の日本の状態はどうしたものでしょうか。



 

実は海水の注水は止めていなかった、、、、


 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110526-00000755-yom-pol

 素人の菅総理が余計なことを言って海水の注水を止め、結果 核燃料のメルトダウンを招いたのではないかと、致命的な失敗を疑われていました。
 
 ここはなんとしても総理に責任が及ばないようにと、嘘に嘘を重ねた説明を企んでいたのでしょう。

 そしてついに良い言い訳を思いついたのでしょう、注水は止めることなく続けていましたと、最後の言い訳を発表しました。

 そして なんとなんと 福島原発の吉田所長が独断で注水を行なっていて、中断することなく継続していたと、、、

 では今までの菅総理以下、関係者の言い訳は一体なんだったのでしょうか、

 航空機事故など大事故が発生した場合、救難から、被災者の収容、乗客や乗員の家族や遺族の連絡、現地への案内、宿泊 連絡体制 などなど、事故対策本部では対策本部長以下 すべての人員の 行動 電話連絡 報道発表などなど 時系列ごとに記録を取って 連絡ミスの防止やのちのちの検証のために備えます。

 何回も人身事故を起こした航空会社では悲しいことにこのような業務にずいぶんと慣れて来たものです。

 世界最大級の原発の事故に際して、このような事故対策本部の記録と言うものがいとも簡単に訂正されたり、わからないとか、自分は言っていないとか、とても考えられない状態です。

 そして体裁上はすべての直接の関係者が一番納得できる嘘で固めたモノへと落ち着いたようです。

 注水は菅総理の意向で止められて、核燃料が余計にメルトダウンしたことは多分間違いないでしょう。

 それでは菅総理の首が飛びますから、実は吉田所長の独断で注水は行われていて、中断することもなかったことにして、菅総理、保安院共に全く知らなかったことにしょう。どうせ注水が中断したかどうかなど誰もわからないはずだし、結果的には燃料はメルトダウンしてしまってていることだし、吉田が勝手にしたことにしよう。

 吉田所長が独断でしていたとしても、国民からは褒められこそ非難はされないだろうし、東電も保安院も政府も知らなかったことにしようと決めたのでしょう。

 つまり総理以下政府行政の責任は全て、東電と吉田所長がかぶり、その見返りには十分経済的なバックアップするとでも保証したのでしょう。

 菅直人の延命のために、、

 その昔、関西電力の高浜原電が重大な事故を起こし、その損害額 7000億円と言われた事故が有りましたが、その事故の責任は全て下請けの三菱がかぶりました。

 その結果何が起こったというと、関西電力が使う車が一斉に三菱にかわり、ヘリコプターも三菱製を買うかどうかと言うところまで行きました。

 今回は事故が大きすぎて、IAEなど 外国の組織も入って来ていますので、そうやすやすと嘘が通るかどうかです。

 マスゴミや自民党はごまかせても、怒っている国民は許さないでしょう。

豊岡ドクターヘリ 1000回 出動達成、、、


 http://teccmc.blogspot.com/

 兵庫県の豊岡ドクターヘリが5月24日 就航が去年の4月ですので1年と1ヶ月少しで1000回を達成したそうです。

 本当にお疲れ様でした。

 4月の就航から退職する3月末までメンバーの一員として出動に参加させていただきましたので、1000回のうち300回程度は飛んだことになると思います。

 正確には記録を整理すればわかるのですが、

 どのようなことでも、新しいことをはじめると以外にも思いもかけないことが起こったり、いろいろ不具合や、改善事項が次々と出てくるものです。

 ドクターヘリもその例に漏れず、いろいろな検討事項や改善事項が出てきては、それを次々つぶして行ってこそ、安全に良い仕事が出来るようになると言うものです。

 やはり 熱いうちに1000回も回数を重ねているということは短期間にずいぶんと良いドクターヘリの運航が出来るようになったということでしょう。

 何しろ他の地域のヘリの2年分3年分を1年でこなしてしまったのですから。

 同じようなことがヘリコプターのパイロットにも言えるのです。操縦を始めて3年5年程度のうちに2000時間も飛行することが出来れば、短期間のうちにずいぶんと技量が伸びて、基本的なことがほとんど身に着いてしまうのです。

 しかし残念なことにこのような理想的なヘリパイロットとしてのスタートを切ることが出来る恵まれたパイロットは民間にはほとんど存在しないのです。

 幸い豊岡のドクターヘリは本当に理想的なスタートを切って、いまや日本一の飛行実績ですから、ぜひとも日本のドクターヘリをリードしていっていただきたいものです。

 健闘を祈ります!!

 

 

関空拠点 ピーチアビエーション、、、 


 全日空系列の格安航空会社A&Fアビエーションは関空に拠点を移してピーチアビエーションと名を変えると発表したそうです。

 がらがらの関空には東南アジア系の航空会社が中国、韓国、東南アジアなどの近距離路線に多く就航し、人件費、運航経費の高いJALやANAは採算に合わない状態が続いていました。

 そこでアジア系の航空会社に対抗して格安航空会社を作って日本人旅客中心に確保しようとでたのでしょうか。

 ガラガラだった関空会社が国土交通省泣きついて、ANAに頼み込んだのか、格安航空会社を作ってでも旅客を確保したかったANAと思惑が一致したのでしょうか、

 いずれにしても、乗り入れる航空会社が東南アジア系ばかりでは「先進国」日本があまりにも情けない状態でした。

 旅客の半分程度は日本人でしょうから、極端に運航経費をカットしている東南アジア系の航空会社と渡り合って互角に戦えるといいのですが、パイロットを日本人に限定すると難しいかも知れません。

 本来なら、国内線を飛ぶ格安航空会社を作って競争させてほしいものですが、日本では新幹線や高速道路などとの過当競争を防ぐためなのか、あるいはすべてを保護するためなのか、うまく過当競争に陥らないように、小さな会社は出来てもほとんどがJALとANAの系列会社で本体が困るような路線は飛べないように調整してしまっています。

 また運賃も微妙に調整していますので,利用者に取ってはなかなかうまみの有る料金設定はないようです。

 つまりかなりの部分が馴れ合いでうまくやっている状態ですので、本気勝負の東南アジア系航空会社と戦うのはつらいところでしょうが、将来的にはどんどん戦いが激しくなるしかないでしょう。

 がんばってほしいものです。

 

 

NHK フライトドクター放送、、




 今夜10時からのNHKの番組 フライトドクター 見入ってしまいました。

 3名ともお会いしたことがあり、日本医科大北総病院の松本先生以外 豊岡の小林先生と長崎の高山先生とは一緒に飛んだことがありました。

 3名とも若々しくてはつらつとしておられるところが非情に良かったです。

 対談の場所が東京へリポートの朝日航洋の格納庫で、MD2機はドクターヘリでしたが、ドクターヘリもどきの似たような塗装のヘリがいましたがあれは朝日の塗装です。
 
 それとMDには資金を寄付した野村證券のロゴが書き込まれているのが気になりました。

 

奈良県 ドクターヘリを呼んだら1回68万 高くないですか?


 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110519-00000212-mailo-l29

 ドクターヘリにいくらかかかわって来た 奈良県民として このニュースの感想を書いてみます。

 奈良県民として、この一回あたり68万円の取り決めは関西広域連合に参加しない奈良県いじめだと思ってしまいます。

 来年度以降関西のドクターヘリは広域連合で運用すると決めているそうですから、ますます奈良県は不利な立場になるでしょう。

 まず何ゆえ68万円が高いかというと、ドクターヘリ1機あたりの年間運航費用がおおむね1億5千万円としてその4分の3おおむね1億円は国庫からの補助金です。

 そうすると大阪府が負担しているのは5千万程度でしかなく、年間250回飛ぶとして大阪府の負担金は1回当たり20万円でしかありません。

 大阪府の言うように150回としても30万円あまりにしかなりません。

 大阪府は国からの補助金でヘリを他府県に飛ばして、自らの負担額を出来るだけゼロに使用としているか、あるいは奈良県と滋賀県に1回当たり60万円も取って飛ばせば自己負担がゼロのなるどころか儲かってしまいます。さすがに大阪商人というところでこのようなことが許されるわけがありません。

 もうひとつの不合理はそもそも大阪府のドクターヘリとして、運航地域と運航回数を見積もって、運航会社と契約して飛ばしているはずですから、少なくとも大阪府ドクターヘリ以外のフライトを行って収入を得るならば少なくとも半分程度は無条件に運航会社に支払うべきでしょう。

 さらに滋賀県民と奈良県民としての立場からも言うべきことがあります。

 そもそも奈良県や滋賀県は過疎地や山間部の地域も広くあって、独自にドクターヘリを飛ばすだけの救急事案の数は十分にあると思います。

 それは年間のすべての地域の救急車による搬送事例を検討してみて、ヘリ搬送該当件数を当たればすぐにわかります。

 豊岡ドクターヘリの導入に際して、和歌山県立医大の救急の先生が豊岡地区の救急事例をしらみつぶしに調べた結果ヘリが導入されたら年間800件から1000件と予想されていてまったく予想道理の結果となっています。

 滋賀県も奈良県も年間100件程度ではすまないドクターヘリ搬送を見込めそうですが、1回680万円以上大阪に支払うならば、ドクターヘリの自県負担分5000万円なら1000万も安く済んでしまいます。

 しかも自分の県内の好きなところへ配置できますので、救急救命に効果は絶大となります。

 ドクターヘリ救急医療体制整備やヘリの配置も問題など、ややこしい問題を先送りにして、大阪のドクターヘリに68万円も支払うことはとても県民としては許せないでしょう。

 どうしても大阪のヘリにと頼むならいいところ1件20万円 あるいは年間の県負担分5000万円の3分の1500万円程度で使い放題がいいところです。

 1件何十万という設定はどうしても現場がヘリの依頼をためらってしまう傾向がありありです。これは過去の経験ですが。
 

プロフィール

bell214b1989

Author:bell214b1989
35年間のヘリパイロット生活 
最終5年間はドクターヘリでした。

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