Y県ドクターヘリ ついに高速道路着陸!!??
先日の週末、ついに高速道路事故にからむ要請でついに高速道路着陸か?という事案がありました。
当日別の病院からの転院搬送のため患者さんを向かえるため離陸し、5分ほど飛行したところ、急遽、高速道路事故に絡んだ要請が無線を通して入ってきました。
ドクターの判断で転院搬送は後回しにすることに決定し、高速道路のサービスエリアへ向けて変針しました。この指定されたサービスエリアは高速道路上での事故に備えあらかじめ設定されていて、過去に2回も訓練で着陸した実績があり、マスコミでも訓練の様子が取り上げられたりしていましたが、それ以来数年過ぎて初めて実働で着陸することとなったのでした。
ドクターヘリが高速道路の本線上に着陸するならば、要請からごく短時間に患者さんの元へドクターナースを送り込むことが出来るのですが、サービスエリアということになるとそうは行かないということが立証されたようでした。
もともと基地病院から飛ぶよりもさらに離れた地点を飛行中に要請があり、通常よりも時間がかかったのですが、人払いや安全確認をする支援隊の到着が遅れ、安全確認に5分ほどとられ、救急車がすでに着いているのに着陸できない状況となりました。
一部他府県にあるようなサービスエリアの中に着陸のための専用の場所が設定して有れば良いのですが、特に事故が多い週末や年末年始お盆の時期などは通行量に比例して、サービスエリアも利用者でごった返しているような状況が予想され、着陸に支障が出る恐れもありそうです。
また救急車や支援隊の緊急自動車は通常の料金所を通るか、一部設置された特別の出入り口から入ってはきますが、それにしても通常のランデブーポイントへ向けて直行するようなわけには行かない状況もありそうです。物理的に遠回りを強いられる可能性が多いといえるでしょう。
ならばいっそのこと事故現場の本線上に着陸したほうが、時間的にははるかに早く、そのあたりを歩き回る野次馬もほとんどいないでしょうから、安全に早く救出が出来るように思いますがなかなかそうもいかないようです。
時間勝負の救急搬送、ドクターヘリとのランデブーはなかなか判断が難しく厄介な面がありそうです。