花粉症真っ只中の日本列島、、、、、


 暖かい春が近づいて、日本列島憂鬱な時期となってきました。北海道と沖縄を除いて日本中 例年よりも多い、杉の花粉症が広がりだしています。

 自分自身は長い間材木搬出をヘリでやっていましたが当時はまったく花粉症はでませんでした。春先に山中を飛ぶとき、特にエンジンの出力を一杯に使って重い木材を吊り上げて、森の中から引き上げるときは強烈なダウンウオッシュが当たって、一面 霧のようなスギ花粉がヘリを包んでしまいます。

 ひどいときには本当に霧のように視程障害にまでなったものです。また一日のフライトが終わると、計器版といわず、無線機といわず、機内のそこらじゅうに一面うっすらと花粉が付着してしまいました。

 風の強いときには、杉山の斜面から黄色く帯を引いて空中に舞い上がるのを何回も見たものです。

 戦後に集中的に植林された杉山の面積はどれほどあるのか想像も出来ませんが、木材の価格の暴落でまともに手入れされないことが、花粉の原因のひとつだと聞いたことがあります。

 この花粉による影響は、花粉症による人間の不快感以上に、日本全体の経済的損失はいったいいくらになっているか想像もつきません。

 さて これを何とかすることは出来ないのでしょうか。一部花粉の少ない杉の品種をどこかの林業試験場で開発したとニュースを聞いたことがありますが、これがうまくいったとしても少なくとも今後50年間は解決策にはならないでしょう。

 前の会社で提案制度があって、ある後輩のパイロットがこの花粉対策を提案したことがありました。

 ヘリコプターが水田などに農薬を散布するときに、農薬成分以外に添着剤といってのりの成分を混ぜ、くすりを対象植物にしっかりと付着させるようになっています。

 これを大量に花粉飛散時期の少し前に杉山一面に散布すれば、花粉の飛散は一挙に防止できるのではないかという提案でした。

 少し会社で検討した程度で実現はいまだ見ていませんが、可能性のない話ではないと今でも思っています。

 しかし、技術的に可能となったとしても、日本では多分実行されることはないでしょう。

 日本のお役所仕事、どこもこれを担当する部署がありそうにないからです。農水省でしょうか、厚生省でしょうか、都道府県でしょうか、山林の所有者でしょうか、多分 誰もやることはないでしょう。

スポンサーサイト



プロフィール

bell214b1989

Author:bell214b1989
35年間のヘリパイロット生活 
最終5年間はドクターヘリでした。

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
カレンダー
02 | 2009/03 | 04
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
ジャンルランキング
[ジャンルランキング]
その他
12位
ジャンルランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
その他
11位
サブジャンルランキングを見る>>
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

訪問者数
検索フォーム
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR