グライダー 北海道で事故、、、、

グライダー

 https://news.yahoo.co.jp/articles/7c00384ed6e3e17535406859316fbfbc6a846c37

 3日昼頃、北海道の新篠津でウインチで巻き上げて離陸中のグライダーが失速して滑走路わきに不時着し、乗っていた60代の方2名が腰の骨を折るけがをしたそうです。

 この事故の原因は巻き上げて離陸上昇中のウインチのワイヤを誤って早く切ってしまったか、機材の不具合で外れたということでそう。

 最近 グライダーやハングライダーなどのスポーツ航空での事故が多く発生しているようですし、当事者は60歳以上の高齢者が多いようです。

 航空でも陸上交通でも海上交通でも事故の分布に偏りがある場合は、事故原因にも偏りがある可能性が高く、事故防止のためには原因を正しく究明して、防止策を徹底する必要があります。

 というか事故原因に共通性や偏りがある場合には、正しい原因を突き止めると事故防止に有効な対策を打てる可能性が高く、その対策が関係者たちに忘れられるまでは安全が保たれる可能性が高くなります。

 60歳以上の方が当事者になっていることが事実なら、やはり体力や知識や反射神経能力などが落ちている可能性がありますので、この点の調査は詳しくやるべきでしょう。

 そして、スポーツ航空はすべて事業の運航ではないので、安全性や機体器具の点検やパイロットの最近の飛行経歴や飛行前の点検などが比較的個人に任されている場合が多く、その当事者の行動に大いに影響される場合が高いでしょう。

 このようなことはコロナ禍などで長期間飛べなかった場合で、久しぶりに飛ぶことになるとさらに技量や知識の維持が難しくなります。

 またこのような傾向は、飛ぶ機会が少ない環境にいるヘリのパイロットにも同じような不安があり、高齢でしかも飛ぶ機会の少ない、取材ヘリやドクターヘリの一部のパイロットにも言えることで、技量や知識や手順の習熟などに不安があることが起きる可能性があります。

 事故調査は同種事故の防止が一番の目的なので、事故の傾向や分布がどのように発生しているか、共通する原因は何かなどを正しく調査に安全運航に生かすべきでしょう。

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Author:bell214b1989
35年間のヘリパイロット生活 
最終5年間はドクターヘリでした。

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