ドクターヘリ 巡航高度は???

豊岡ドクターヘリ (193)

 ネットなどに寄せられるドクターヘリに関する情報によると、地上から目撃される場合、結構高度が低いようです。

 胴体などに書かれたドクターヘリと言う文字が読めたり、統一されている機体の塗装を判別してドクターヘリと気が付く人が多いようです。

 ドクターヘリは時間との勝負でいち早く患者さんの元へ着いて、救命治療を早く始めて,助命と後遺症の権限が目的と言われています。

 いち早く目的地へ着くにはどのくらいの高度で巡航すくかと言うことが大変重要になるのはやはり、無駄に高く上がらないということが重要です。

 もちろん高度を取るためには速度がどうしても落ちますので、獲得高度は低い方が早く着くことになります。

 上昇中の速度低下と同じように今度は目的地へ近づいた時の降下速度も遅くなる要素があります。

 降下速度は一般的に考えれば加速すると思われますが実は、降下するときは1分間当たりの降下が500フィート以内にしないと、人の耳が影響を受けて、下手をすると鼓膜が破れる恐れがあります。

 降下率を抑えるには速度も落とせば可能ですがそれでは到着までの時間が遅くなります。

 このようなことを考慮すると、片道10分の所へ飛ぶ場合、上昇してすぐに降下するとして、2500フートまでしか上がれないということになります。

 20分の所へ飛ぶ場合には最大、5000フィートまで上がれますが、途中に山がある場合にはどうしても速度を落として上昇したり降下したりある必要があるので、最大巡航速度では飛べないということになります。

 天候にもよりますが、このような場合山を少し迂回して早く飛ぶか、まっすぐに高く上がって超えるかで早く着く法の経路を選ぶことになります。

 もう一つの条件は、日本は通常西寄りの風が吹くことが多く、しかも高度が高くなるほど強い風となることが多いので、西へ飛ぶときはできれば低く、東へ飛ぶときには出来れば高く飛ぶと早く着くことになります。

 冬の季節風を追い風に飛ぶ場合など130ノットの速度が170ノットも出ることがあり、風の影響は大きいものがあります。

 また山岳地などでどうしてもかなりの急降下しなければならない場合は階段状に降下して耳の負担を軽減しながら、早く降りることも考慮します。

 普通10分程度の近い場所への出動が多いドクターヘリは、どうしてもだいたい2000フィート程度しか高度が取れないので、地上の方には騒音のご迷惑がかかると思いますが、救命救助のためご協力をお願いします。

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ドクターヘリにヘルメットは適切か?

ヘルメット (5)

 たぶんドクターヘリに興味のある方は、ドクターヘリに搭乗する運航クルーや医療クルーがヘルメットを装備している写真や動画を見たことがあると思います。

 航空用のヘルメットは墜落した時の衝撃から頭を守るためのもので、それも第一撃の衝撃だけで、戦闘機など墜落の衝撃が激しすぎるようなものはほとんど意味がありませんが、100キロ程度の速度で墜落したりする場合は大いに意味がありそうです。

 ということでヘリコプターなどの場合は墜落事故などほとんどの場合に効果がありそうですが、ヘルメットを着けていることで医療関係者は機内の医療行為には大きな支障がありそうです。

 聴診器を使ったり携帯電話をかける場合などはヘルメットを外しますが、狭い機内は脱いだヘルメットを置く場所がないのが実情です。

 ということで私見ですが、日本のドクターヘリの医療関係者は80%程度はヘルメットを使っていないようです。

 前席の運航クルーも50%程度はヘルメットを使っていないように思いますが、墜落などの第一衝撃で頭をぶつける場合のみ有効なのですが、ショルダーハーネスときちんと着けていれば車と同じでGによって自動ロックがかかるので、必要際はかなり限定的でしょう。

 運航クルーもつけているところと着けていないところがあるのは、完全個人装具である20万円程度もする高額なヘルメットを、会社によっては経費をケチって支給しない会社があるほか、同じように高額な費用をかけて医療クルー個人個人に支給する必要性があるかと言う点があります。

 もう一つ、ヘルメットは耐久性の問題があり、一度買えばいつまでも使えるというものではなく,取り扱い中に落としたり、ぶつけたりすると耐衝撃性能が落ちると言われています。

 また個人個人の頭の形や大きさに合わせた個人用となるので、使いまわしは不潔という面と耐衝撃性の面から個々人専用とする必要があります。

 ヘルメットの効果と機内での作業上の障害から、日本国内ではドクターヘリはヘルメットを着けない方向に収束しそうですが、ドクターや乗員には個人的な思考やこだわりがあって、着けているところ、着けているドクターがおられるようですがあまり意味はないと言えるでしょう。

シートベルトと飛行アリアによって救命胴衣の搭載は航空法などで規定されていて、個人のし好によって笑楽出来ませんが、民間のヘリコプターにヘルメットの装備の規定はありませんので、安全性ということにこだわって強制するようなものではないでしょう。

 ならば防災ヘリは全員装備しているではないかという点ですが、彼らの飛行の危険性はその任務からドクターヘリより相当危険性が高いほか、機内では座席がなく動き回りますので乱気流で壁に頭をぶつける可能性がずいぶんと高いようです。

 もう一点は、ホイストで降下する場合は立木や山の壁などに全身をぶつける可能性が高く、頭部の保護は重要でしょう。

 ということでドクターヘリにヘルメットは似合わないと思いますがいかがでしょうか、

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電動のこぎりで死亡事故、、

和歌山ドクターヘリ2 (94)

 https://news.yahoo.co.jp/articles/2bd591e7c528978af7f12f5dd3ed3cc104c9ab36

 5月6日に大津市の北の端 北小松と言うところの別荘地で高齢者の方が庭の植木の手入れをしていて、電動のこで自分の太ももを切り、搬送先の病院で死亡されたそうです。

 このほかコロナのニュースでは神戸市で介護老人施設で集団感染が起きて133名が感染し、33名の方が死亡されたことが明るみに出たようで、県当局はこのことを隠蔽していたような疑いがあります。

 いずれも高齢者にとっては生きずらい時代になったもので自分で自分を守るしかないようです。

 さて、電動のこぎりや草刈り機、耕運機などによる労災事故でドクターヘリが出動する例が多く、私も現役時代にはよく出動しましたが、死亡される例は幸いあまりありませんでしたが、出血の多い悲惨な事例が数多くありました。

 自分も日曜大工で使っている電動のこは、よく切れてたいへん便利なものですが、回転中の刃が急に拘束されたり引っかかると、キックバックと言う現象が起こり、いきなり刃の回転とは逆の方向へ飛んでくるようですので、必ず体は刃の延長線上から外すことが基本だそうです。

 以前も太ももを深く切って、動脈を切断して失血死された事故があったことを知っていますが今回も同じ症例であったようですので、ドクターヘリがいち早く現場へ着いて処置すれば救命できたかもしれません。

 草刈り機は急斜面などで使うとバランスを崩して刃が回転したまま転倒するなどで、ひざから下を切ることが多いようで、皮一枚でつながっていた事例もありました。

 耕運機の事故は大抵、急斜面から田畑への出入りの時に耕運機事転倒し、下敷きになるときに大きな刃に巻き込まれることで大けがをするようです。

 いずれにしても高齢者の事故が圧倒的に多く、不慣れ、運動神経の低下、などで起きますので自分自身もよく気を付けてドクターヘリのお世話にならないようにしたいものです。

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予備機はどこへ行った,,,,



ヘリコプターの運航会社が県などとドクターヘリ運航契約を結ぶ場合にいろいろと条件があるのですが、年間通して一日も休みなく、運航するために、急な故障や定期点検などのために契約機と同等の予備のヘリを持っていることが条件となっています。

 この条件は年間運航のためと言うのが表向きの理由だったのですが、本当の目的は個人商店のような小さな運航会社が1機だけヘリを買って、破格の安い金額で入札して市場がかき回されるのを恐れた大手連合が、予備機と言う条件を入れさせて契約を独占しようとしたのが理由だと言われています。

 つまり一機のドクターヘリ契約には少なくとも2機以上ヘリがないと応札できないので、一か所の県だけしか契約できない業者は採算が絶対に合わないという状態を作り出して、新規参入をさせないというものだったようです。

 ところが現実には新規参入を許してしまって、年間契約金額が想定の半分程度の契約がなされてしまって、一部 波乱の状態となってしまいました。

 今日の話題はこの契約条件の問題ではなく、運航会社が急な故障や定期点検に備えて保有している予備機の使用についての提案です。

 契約上、予備機は例えば使用機の急な故障なら24時間以内に予備機を入れることなどとなっているようです。

 もちろん予備機ですから、機体の装備はすべてドクターヘリと同じような、ストレチャーや酸素、医療用機器類が取り付けられるようになっていて、通常、年に一回の定期耐空検査の場合には3週間程度入れ替わることになっていますので、契約している運航会社は予備機がないという状態はあり得ないことになっています。

 実はこれが曲者で、実際上は整備点検などは計画的にヘリをやりくりするようになってはいますが、急な故障などの場合など、かならず予備機があるかと言うとわからないというのが実態でしょう。

 どこのヘリ会社も予備機を遊ばしておくほど裕福ではないというのが本音ではないでしょうか。

 本来は予備としてあるべきヘリを維持していくためには、予備機に対する売上がある程度は保障されるような制度がぜひとも必要で、しかも、予備機があれば、今回のタヌキ知事がドクターヘリを使ってコロナ患者を搬送しろと言う指示が出来ても、予備機を有償で飛ばせば、大変好都合と言うことになります。

 本来のドクターヘリの任務を捨てて、1000キロも離れた災害地へ飛ぶこともなく、長距離の病院間搬送にも対応でき、支援消防隊のの訓練にもいつでも飛ばすこそが出来ます。

 つまり 現在、ドクターヘリを使ってなされている本来のドクターヘリの任務から見るときグレーゾーンに必要な医療用ヘリの任務を各社に義務付けている予備機を有償で飛ばす契約内容に変えるべきでしょう。

 ドクターヘリを本来の地域の任務から外すことなく、予備機をどんどん使って医療用ヘリが必要な現場へ飛ばせばずいぶんと役に立つような場面がありそうです。

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少しはまともに積算したら、ヘリ運航費用、、、

和医大屋上H

 昔からヘリ運航会社の年間運航契約の金額は殆がどんぶり勘定で、好景気ならぼろもうけ、少し不況が来ると燃料代しか出ない金額で飛んでいたようです。

 年間通して運航する契約はさらにひどいどんぶり勘定で、これは防災ヘリやドクターヘリなどの公的なヘリの運航契約や、要員の派遣契約でも同じで、とにかく理屈が着けば素人集団の役所はどんな金額でも支払うというものでした。

 先行する県の防災ヘリの派遣契約が1億5千万円程度で契約し、その後数年たって競争が激しくなると、他県の同じような契約内容で6000万円以下で契約し、先行した県の担当者は激怒したという話がありました。

 その教訓でドクターヘリのダンピング合戦を恐れた大手陣は予備機と言う縛りで中小を排除し、うまくいっているようですし、最近はさらに某宗教政党を抱き込んで甘い汁を吸うように仕向けているようです。

 ドクターヘリの契約では、年間300回程度の出動回数を想定し、飛行時間を一定値でどんぶりにし、機体価格の上昇などを理由により条件の良い金額に改定してきたようです。

 つまり想定時間より飛ばないような設定をし、もともと利益が出る契約としながらさらに飛ばない分をポケットに入れるという条件としているようです。

 ヘリコプターの年間運航には全く飛ばない場合に出る固定費と、1時間飛ぶごとに発生する変動費に分かれていて、まじめに契約するなら年間固定費を一定金額とし、一時間飛ぶごとに発生する燃料費や、整備費、飛行手当費用、そして時間外に飛んだ場合の割り増しなどが実費精算とするべきでしょう。

 つまりもともと高い金額を固定でもらうと、飛ばない方がもうかり、多く飛ぶと損をするというような非合理な契約はするべきではないでしょう。

 格納庫や給油設備を基地病院に建設しない県は、出動するたび給油に飛び、朝夕格納庫のある基地へ飛ぶことになり、また台風などで会社の基地へ避難するなど、出動以外の飛行時間に対する変動費を支払うことになります。

 このような目的の飛行時間は結構あり、年間にすると100時間や150時間程度は無駄に飛びますので、飛行時間原価20万円としても、給油設備や格納庫のない病院は2000万円から3000万円も余分に航空会社に支払う必要が出てきます。

 安全効率のためにも、費用のためにも格納庫や給油設備を基地病院に建設しようとすることでしょう。

 たとえば中古のヘリを導入した場合は、ヘリの減価償却費用が低くなり、固定費が下がって航空会社は安い金額しかもらえないでしょうし、新品のヘリを導入したら当然高くなることでしょう。

 今のドクターヘリの契約料金がどうなっているかと言うと、航空会社は高い金額をもらえるように、厚労省や県や基地病院は固定費だ変動費だなどとややかしいことは一切パスして年間固定金額を支払ういい加減などんぶりでやっているようです。

 ただ日本のドクターヘリがいい加減な契約で飛んではいますが、実はいいところもあってそれは患者が法外な金額を請求されることはなく、ほとんど無料で高い費用はすべて税金で賄われているということになります。

 飛ばないでポケットへ入れることはやめさせて、かかる費用に利益を乗せた公明正大明確そして正確な金額で契約して運航することが望ましいでしょう。

 何しろ 「公明党が」 推進したドクターヘリなのですから、、、

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プロフィール

bell214b1989

Author:bell214b1989
35年間のヘリパイロット生活 
最終5年間はドクターヘリでした。

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