自動着陸の壁  ヘリコプター

和歌山ドクターヘリ (532)

 300トンの旅客機でもパイロットが手放しで、霧の中を突っ切って自動着陸できるのにヘリコプターにはできないのはなぜかということですが、一分の高級なヘリは旅客機と同じように自動着陸はできるようです。

 しかし、それは地上の機器類が設置されている空港へのみで、病院ヘリポートにできるかというと、ヘリと同じ金額以上の無線機器類をその病院ヘリポートへ設置すればということになります。

 更にはドクターヘリが飛んでいく先の広場や学校のグランドにはそのようなものは設置できませんし、周りに電線や建物などがあるので、空港やヘリポートとは着陸角度や方向などの同じではないので、物理的に自動は無理で、パイロットが安全なコースを選んで着陸するしか無さそうです。

 いずれ将来的にはそのような自動着陸が可能になることは予想はできますが、50年かかるか100年かかるかはわからないほどハードルが高いでしょう。

 私は車の完全自動運転ができるのと同程度の難易度があると思っていますが、旅客機の自動化が新幹線などの電車の自動化レベルとすると、ヘリの場合は車の自動化と同等以上の技術だと思います。

 ドクターヘリのパイロットのテクニックが他のヘリの運航技術に比較して難しいと言われるのは、通常飛んでいる状態すべてを完全自動化されたように飛行経路とパス角、速度をあたかも自動でコントロールされているように、できるだけ標準化し、そしてその経路を全くブレないで飛べる技術を持つこととなります。

 それができていると、全く無駄なく、安全に、しかも早く飛べるようになるのですが、そのレベルに到達するのはそう生易しいものでは無さそうです。

 無駄に旋回したり、余分なエンジンパワーを使ったり、同じところを何回も旋回したり、離着陸の時にムダに長くホバリングしたりと、言い出せばきりがありませんが、いつか完全自動化したら、自分がいかに下手であったか思い知ることになるのでしょうか。

 それとも旅客機の初期の自動操縦のように、下手なオーパイだなとつぶやくことになるのでしょうか、、、

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困難なヘリの自動着陸、、、

和歌山ドクターヘリ (14)

 旅客機など一部の固定翼機はすでにかなり以前から自動着陸を実用化していますが、民間のヘリコプターの世界ではいつになったら実現できるのかは全く見通しが立たないようです。

 今実用化しているのはパイロットが手放しで自動ホバリングと、飛行コース、速度、高度を維持して飛行する程度のことだと思います。

 大忙しの物資輸送の仕事で、昼食時に次の現場へ移動する場合など、機内食というコンビニ弁当を食べる程度のことはできるヘリは有りましたが、それも大型機に限られていました。

 旅客機の自動着陸機器を装備すれば自動着陸は可能だとは思いますが、着陸する場所には誘導用の電波を出す装置が必要であることは必須で、全く地上の機器類を使わないと自動着陸できないなら、数百箇所に着陸するドクターヘリに自動着陸は実用化は難しいでしょう。

 ヘリコプターの場合は着陸場所が電線や立ち木などの障害物に囲まれている場合がよくあるので、進入角度を深く設定しておいて、場所によって変えないといいのですが、深い角度の進入は墜落の危険が多く、15度以上は常時使用するには無理でしょう。

 もう一つ、コース設定で障害物からの距離を最低20メートルとか決めておかないといけないのですが、実際の進入で突然の障害物がある場合に自動的に着陸復行するような、センサーと着陸復行コースを設定しないといけないでしょう。

 普通着陸時は風に正対して侵入するのですが、風がどう吹いているか、コースをどう取るかはパイロットや地上操縦者が設定する必要があるか、あるいはいちいち地上操縦者を配置するならわざわざ自動化する必要もなさそうです。

 もし将来的に完全自動化が達成されたなら、夜間着陸や霧のなかでも離着陸できますので、夜間飛行の危険性など全く問題なく飛べるでしょう。

 このような課題というか、実用化に向けての技術的な問題が大きいので、このようなことを実用化しようなどとだいそれたヘリメーカーは今のところ無さそうですが、なんとそらとぶ車の技術者は大天才ばかりなのか、手品師ばかりなのか、2人乗り程度の機体をいとも簡単に無人で飛ばすと言っているようです。

 実は手品師か詐欺師なのでしょうか、

 もし実用化できればヘリコプターの事故はほぼゼロになりそうです。

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最新技術は省力化が最低条件、、、

9月13日 019

 航空機の無人操縦化は安全性の向上や効率化が前面に出てきますが、最終的には人を減らすということが重要で無人運航のため、人が増えては何の意味もないということになります。

 モノレールの無人化や近い将来の新幹線の運転手の廃止がその例ですが、無人化によって運転手のミスがゼロとなる効果もあり、電車の運転手が間違って止まるべき駅を行き過ぎることもなくなります。

 ヘリコプターや空飛ぶ車をパイロットなしで飛ばす場合、離陸と着陸を地上の作業員が操縦したり、飛行経路のデータの打ち込みを地上作業員が飛ぶたびにするなら、パイロット一人を乗せる方がはるかに効率的でさらに安全でしょう。

 空飛ぶ車のパイロットなしの無人操縦を目指すという、現在の開発者の言い分は電気パワーの十分でない条件を何とかしたといういわば目的違いのことを成し遂げようという魂胆が見え見えですので、開発達成は無理でしょう。

 もしその技術が可能ならすでにヘリコプターで実現しているでしょう。

 さらにはそれが可能なら車の自動運転がすでに実現していて、高齢者の暴走事故は皆無になり、さらに車の運転免許はすべての車に必要ないことになり、交通違反も無免許運転も存在しなくなっているでしょう。

 開発途上には多くの壁があって、その壁をぶち破る技術は少なくとも、開発技術者にはほとんどがわかっていて、何が問題化など、実現に要する時間や新たに必要な技術は何かを知っているはずなので、来年の実用化が可能かなどわからないはずはないでしょう。

 日本の空飛ぶ車の開発者やそれを取り巻く関係者があまりに不誠実な人間ばかりなので、いい加減にしろと言いたいところですが、それを言うと異端児のようにとられる仮想社会はどんどん衰退していきそうです。

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吉村大阪府知事 空飛ぶ車がお好きなようですが、、、



 大阪府知事 吉村さんが空飛ぶ車に関して、Xで意見を表明しています。

 要は大阪万博での空飛ぶ車の導入をごり押ししたものの、実現性が怪しくなってきたので、その点には触れず、空飛ぶ車の救急や災害に有効だと期待するような意見を述べてやんわりと方向変換を言いたかったのでしょう。

 言っている内容は一般人が聞けばなるほどというような希望を持たせる内容ですが、実はイソジンと同程度の科学や技術を全く知らないど素人の暴言のようなものでしょう。

 空飛ぶ車が実用化していない現時点ですでに大阪には防災ヘリとドクターヘリが現実に稼働していますので、そのヘリを有効に使えば何もわざわざ、飛べるか飛べないかわからない、海のものとも山のものともわからない空飛ぶ車などというものを導入する必要性はゼロといえます。

 万一実用化して、安全確実に飛べるようになった時点でヘリよりも有効に顕在的に飛べるとなったなら導入すればよいだけの話で、ヘリよりも優れていれば、吉村知事が何もしなくても世界中に普及するというものでしょう。

 科学や技術を知らない素人政治家が、国民が収めた貴重な税金を恣意的に特定の分野や企業や科学者に割り振って、まともな発展を阻害することは国民に対する裏切りで、利権を与えてバックを取っていると疑われるような行為発言は控えるべきでしょう。

 全く効果のないイソジン発言で製薬会社からいくらもらったんだと疑れても仕方がないでしょう。

 奈良の太陽光発電にしてもこの空飛ぶ車にしても科学的に怪しい分野が大変お得意のように見受けますが、正しい技術は必ず実用化し、怪しい技術はいずれ消える運命にあり、科学を知らない政治家は余計なことをして、変に疑われることのないように、発言行動によく注意するように望みたいものです。

 専門分野以外の政策にはそれなりのブレインをつけることをお勧めします。 あまりに酷い 聞くに堪えない !!

空飛ぶ車 実証試験 ヘリで??、、、、



 https://news.yahoo.co.jp/articles/c849b4694844fad05757a62cd56e64991a8251f4

最近 空飛ぶ車の実証実験とやらを東京と大阪でヘリコプターを使って行ったというニュースがありました。

 架空のエコ、CO2削減の電気自動車と同じで、科学的にありもしない仮説をあたかも真実と偽って、公金チューチュウ制度をごり押ししようとしている勢力がうごめいているようです。

 空飛ぶ車の実証実験なら空飛ぶ車で行うのが当たり前で、化石のような古代の遅れた航空機、ヘリコプターを使って実証実験を行うとは頭がおかしいのか、そんなことで国民をだませると思っているのか、幼稚な人々です。

 ヘリコプターを使った実証実験などする必要もなく、普通に安全に飛べるのが既存の航空機ヘリコプターで、必要な実証実験は空飛ぶ車ななるものを飛ばしてこそ実証実験と言えるでしょう。

 ヘリコプターなら1985年のつくば万博以降、羽田成田も飛んでいましたので今更実証実験の必要性はなく、ただ単に世界の経済成長に置いて行かれて、他国の3分の一の経済力になってさえいなければ、ヘリの運航コストは当時の3分の一となっていて、経済的には空飛ぶ車などなくてもヘリが替わりをしていたことでしょう。

 空飛ぶ車がいまだ開発段階にある中、いくら公金を投入しても、科学的に安全確実に飛べるものはできない可能性が高い中、ハイブリッド車、電気自動車、太陽光発電、風力発電などに続いて、莫大な公金チュウチュウの利権構造の希望の星となっているようですから、政治が怪しい動きをする様子がとって手に取るように見えます。

 バッテリ式の電動航空機は電気自動車より、エコ、省エネ、CO2削減、を克服して実用化することは科学的に数十倍以上困難で地球の空気が3倍以上濃ければ可能でしょう。

 実用化が困難な一つの例を取り上げるとするならば、5人乗りの回転翼航空機を1時間飛ばせるエネルギーを出せる航空燃料の重量、約100キロと同じエネルギーを近い将来開発できるとするほぼ100キロのバッテリに、充電蓄えることができれば実用化は近いといえますが、現状は3分の1のエネルギーも貯めることはできないでしょう。

 電気自動車が実用化に至らない理由はバッテリが200キロ300キロにもなって、車の重量があまりに重く、その重さがまた駆動に電力を食うという悪循環から抜け出せないからです。

 航空機は車の3倍のエネルギーを必要としますので、政治屋がどれほど公金をチューチュー注入しても技術の壁は超えられないのはMRJが実証しています。

 ヘリで空飛ぶ車の実証実験をするなどというような、だれでもわかるようなごまかしをする暇があったら、開発者の尻でもたたきに行けばよいと思うのですが、税が他人の金だからということであまり浪費しないように願いたいものです。

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プロフィール

bell214b1989

Author:bell214b1989
35年間のヘリパイロット生活 
最終5年間はドクターヘリでした。

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