ドクターヘリ、結構多い転落事故、、、、

https://news.yahoo.co.jp/articles/aadf964ed58ee8b85ae83f423087d71da98f8cf0
12月5日 北海道千歳市で木材の伐採作業中に9メートルから転落し、50代の方が死亡されたようです。
また最近では滋賀県で送電線の鉄塔上での作業を終えて降りる途中、30メートルから転落して死亡された例もあったようで、転落事故はちょっとした高さでも死亡する可能性がある、大変危険な事故で、ドクターヘリの出動要請のキーワードにも転落という言葉が入っていて、出動回数は結構ありました。
打ち所が悪いとか、下がコンクリートだとかの場合、最悪2メートルでも命にかかわる場合があり、特に意識がない場合は即ドクターヘリが有効となります。
また山林作業の場合は救出に防災ヘリが有効な場合もあり、連携が有効な場合もあります。
単に転落と言う場合のほか、チェーンソーやエンジン草刈り機を操作中に転落する場合や、庭の植木の手入れ中に園芸工具とともに転落とか、ドクターヘリの出番がかかることもあるようです。
建設現場の工事中に転落して、組み立て中の鉄筋に突き刺さって、串ざし中吊りになった悲惨な例もありました。
また、転落事故と出動がかかって、現場での診断で脳梗塞と言うような例もあります。
12月から3月まで、雪国では屋根の雪下ろしで高齢者の方が転落される場合例も多発しますので、十分に気を付けて無理のない作業をされるように、けがの無いよう、冬を越してください。
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ドクターヘリとドクタージェット 、、、、、

日本国中にドクターヘリが50機以上もある中、ドクタージェットはどのような任務を担うのかという、さまざま症例を検討しどのように有効に使うかと言うことは公費を使う上では需要な事項でしょう。
ヘリやジェット機による医療搬送の事態を世界的に見ると、ヘリはどうあるべきか、ジェット機はどう使うべきかは国によって少しずつ違いがあるようです。
日本のドクターヘリはドクターが救急現場へいち早く向かいますが、アメリカでは医者はヘリに乗らないことが多く、パラメデイックと呼ばれる、日本の看護師や救命士に比較して医師に近い処置ができる救急救現場へ飛ぶようです。
また、多くのEMSヘリ、ドクターヘリは比較的長距離の搬送をすることが多く、日本のドクタージェットに近い運航をしているようです。
日本のドクタージェットはすでに病院に収容されている、重い心疾患、移植医療、四肢の接合など重症で特殊な患者の移動を迅速に行い、移動の負担を軽くするためのようです。
このような患者の移動は短距離であればドクターヘリが何回も行っていますし、脊髄損傷の患者さんを大阪から福岡へ、また大阪から長野県へも搬送の例があります。
実はドクターヘリの出動は、救急車で患者が病院へ搬送されてくるのを待つのでは救急処置が遅れる場合があるとの視点で導入し始めたのですが、救急患者のもとへ行くのにヘリが速いからで、場合によっては車でも自転車でも船でも早く着ければ何でもよいということらしく、できれば医療資機材も一緒にと言うことでヘリが良いとされています。
ドクタージェットで搬送する必要がある患者は多分、搬送されてくる病院に優秀な専門医がいて、必要十分な資材や機材があって、十分な治療実績があるということなのでしょうけれども、医療設備病院が整備された日本なら、重症の患者を移動させないで、医療関係者が移動するほうがより合理的な気がします。
つまり北海道から大阪とか、沖縄から東京へと言うような搬送はあまり合理的ではないように思いますし、もしそのような搬送があるなら日本で2機程度のドクタージェットでカバーし、機体は病院管理でなく、厚労省管理とし、大阪東京に一機ずつ配置し、搬送費用は医療保険からとし、もちろん医師看護師は定期便などで現地へ迎えに行くようにすることが良いのではないでしょうか。
県や病院などがぜいたくに1機を常時確保し、日本国中へ患者を迎えに飛ぶような事例はそれほど多発しないと思いますが、全国で2機もあれば十分ではないかと思います。
それよりも中国東南アジアなどの僻地で働く企業戦士が急病になったり大けがをした時にはぜひとも、ドクタージェットで迎えに行ってほしいものです。
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ドクターヘリの限界、、、

ドクターヘリの効果は一般に言われているように、救命と後遺症の軽減ということに尽きるようですが、やはり限界があって救命できない場面に遭遇することが時々ありました。
自分は安倍元総理がテロのあって、ドクターヘリで搬送される場面をテレビで見ていましたが、あれほどの極端な場面には遭遇しなまったように思います。
ドクターヘリを飛ばせば救命できる症例の範囲はある程度広がる可能性はあるようですがやはりそれは限定されるようです。
重病や大けがの場合に、急速に死へと近づいている患者さんをいかに止めるかということで、心肺停止や大出血による脳の機能の損傷をいかに止めるかということなのですが、急病や大怪我の治療処置はそれなりの機材と専門医がいないとできませんので、生命をいかに維持して、病院まで届けるかということになります。
狭いヘリには多くの機材や薬品類の積載には限界があり、医師や看護師も1名しか乗れないので、ドクターヘリの所属する病院の救命医によって搭載するものが微妙に違ってくるようです。
患者を専門医のいる大病院へできるだけ早く搬送することも重要ですが、それよりも重要なのは生命を維持することで、そのための処置をしてのち搬送となります。
阿部元総理の処置搬送について、テロ救命の観点などからドクターヘリの使用についての疑問点が提起されているようですが、その大きな論点は、狙撃による患者の状態の発表が救急病院のそれと、司法解剖医のものが傷の位置などで大きく違っている点が言われているようです。
どうも、早く搬送しろという意見と、ドクターヘリの処置は生命維持という点で少し見方が違うような気もするのですが、公式な発表が十分でないことが論点を食い違うこととなっているような気もします。
生命維持のため現場で開胸する場面に何回も遭遇したことがあるのですが、相当な緊張場面でそう何もかもうまくいかないような気がします。
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夜間飛行よりドクターカーやヘリ15分体制、、、、、

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ドクターヘリ夜間飛行関係の調査結果が上のPDF が22年4月に公表されていて、さまざまなことが書いてはありますが、どうもどうしてよいかわからないということが結論のように読めます。
目標としては政治家を動かして金を確保してからどうするかという感じで、確たる筋道は示せないようです。
とりあえず今のドクターヘリをすべて夜間飛行するためにはパイロットが現状の3倍、ランデブーポイントに夜間照明が少なくとも100億円程度は必要で、それで飛び始めると墜落のリスクが5倍程度、夜間の救急は昼間の半分程度なので、費用対効果や安全性から、さあーやろうとはならないということが結論とせざるを得ないということになります。
ではドクターヘリや救急医療は今のままでよいかといと、いやもっともっとほかにやるべきことはないのかということにあります。
そのまず第一がドクターヘリ15分体制の構築を目指すという、目標がありそうです。
宮崎県の延岡で起きている救急医療にドローンを導入しようとする動きは、県南部の宮崎にあるドクターヘリではどうしても30分以上かかってしまい、ドクターヘリを導入したいが費用が掛かりすぎるのでドローンでできないかということだそうです。
実はドクターヘリが全国に配備されたものの、北海道をはじめかなりの地域でドクターヘリが30分以内に届かないという地域があって、その地域の方はドクターヘリの効果に恵まれないということになります。
それではどうするかというと、ヘリを小型化し費用を抑えて導入するか、夜間も悪天候にも対応できるドクターカーを導入するという手があります。
ドクターカーは地上を走るからヘリのような初期治療の効果が少なくて、救急車と変わらないと思われがちですが、実はドクターカーは救急車が患者さんのもとへ着くのと同じ時間が掛かるのですが、ドクターが乗って出動するので、救命処置が始まるのは救急車の半分の時間であるということを見逃しがちです。
さらにはドクターヘリは今のところ夜間は飛ばないので、ドクターカーはその力を夜間にいかんなく発揮しますし、天候が悪くてヘリが飛ばないときや、すでにヘリが他の事案で出動している重複要請の時も大活躍します。
このようなことを検討すると、ドクターヘリの基地にはドクターカーを配置し、ヘリと連携するほか夜間はヘリの飛ばない分をカバーすると空白時間が無くなります。
延岡のようにヘリが30分で届かない所にはまずはドクターカーを配置する、そして将来的には年間経費1億円程度の小型のヘリを配置するという手があります。
もちろんこのような手を打ちながら、パイロットの育成や、ランデブーポイントの夜間照明などをしながら、将来の夜間飛行を目指すべきでしょう。
夜間飛行は技術的にできないなら何もしないではなく、地道に対策を実行しながら、より良い救急医療を目指す、その一つとしてヘリの夜間飛行も将来的な目標とすることが良いでしょう。
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北海道 八雲で5人死亡の交通事故、、、、

https://news.yahoo.co.jp/articles/9e00ec568517684a2e40d4147761a05e33e1aa90
北海道 八雲でセンターラインをはみ出したトラックとバスが正面衝突し5名もの方が亡くなるという大事故が起きました。
この事故に際して、同じような事故の再発防止策や、救急医療、事故原因とドライブレコーダーなどいろいろなことがあぶり出されてきています。
バスに続いて走っていた車のドライブレコーダーが衝撃的な衝突の瞬間をとらえていて、この動画はいわゆる、報道面でも事故原因究明でも一級の価値のある動画で、ドライブレコーダーや防犯カメラの普及がいろいろと役に立つ実例で、航空機にもいち早い導入が必要なのですが、残念なことに当局の動きは鈍いようです。
どんな方法でも事故の正確な原因がいち早くわかるということは、同じような事故が起きないようにするための一番重要な情報で、しかも報道の面でもこのような動画を流せるかどうかが、テレビ新聞のニュース価値を高めるうえで大変重要な点で、いわゆる視聴者スクープ情報が、事故後に多数飛ぶ取材ヘリの動画よりはるかに重要な動画となります。
北海道の八雲は温泉地でありかつ噴火湾の漁港でもあっておいしい毛ガニを味わうことができる田舎町です。
50年も前に植林地のエゾ松トドマツの幼木の食害をする野ネズミを駆除する仕事でお世話になったことがあり、航空自衛隊の緊急用滑走路があるほど比較的平らな広い土地で道路は居眠り運転に最適の地形です。
ということで片側1車線の田舎の高速道路と同じように、高速で対向車線に飛び出すと相対速度150キロの激突となり、飛びこまれたほうは逃げ場がなくて、双方、命はありません。
運転手に居眠りをするなと言っても生理現象は防ぎようはなく、ヘリのパイロットも同じような傾向が強いのですが、ヘリはあまりぶつかるものがなく、危険性はましなのですが、それでも送電線パトロールや生コン上げ下ろしをしていても寝てしまうことがありました。
運転手という仕事も同じように居眠りとうまく付き合いながら走るのはヘリパイロットも同じだと思うのですが、できれば早く、センターライン維持機構や、逸脱警報、居眠り検知など普及をするとともに、センターラインを踏んだら大きな振動と音で警告するような仕組みも必要でしょう。
一つの現場で短時間に5名も亡くなるような大事故では、1機のドクターヘリ、1名のドクターではとても対応できない恐れがあり、近隣のドクターヘリやドクターカーなどを投入する仕組みを整備したり、ドクターヘリが往復して多数のドクターを運ぶようなこともぜひとも必要でしょう。
数多くの面で、多くの改善点があぶり出されるとは思いますができることからすぐに実行することは一人でも犠牲者を減らすことになるので、セクショナリズムにとらわれずぜひとも早く実行してほしいものです。
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