最近 地震が多すぎないか???

https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/548481
16日に千葉で震度4の地震があり、11日には北海道で震度4 そのほか最近では能登半島、吐噶喇列島、伊豆、福島 茨城と日本国中揺れているようなのですが、少し異常ではないかと気になっています。
ほぼ被害の出ない限度の震度5以下程度の地震なので、地殻変動のエネルギーが小出しに放出されるならよいのですがそれにしても多すぎないかと思うのですが、地震学者が何も言わないのはおびえているのか、何もわからないのかなのでしょうか。
台風や暑さなら、地球温暖化だと喜んで報道しているのに度重なる地震には何の注釈もつかないのはやはりわからないと言うことなのでしょうか。
しかし、東南海地震の確率は非常に高いと脅しの報道はやっているようですが、東京直下型と、東海地震はどうなったのでしょう、すでに予告した期限ははるかに過ぎてしまったようなのですが、もはや起きないことになったのでしょうか??
東京は今にも関東大震災級が起きると脅され、東海地方も今にも起きると思い込まされて、毎日防災用品を枕元に置いて寝ていたようです。
民放は東海地震で走行中の新幹線が必ず脱線転覆し、数千人が死ぬと想定して、ヘリを常駐配置したでけでなく、毎年一回は系列局のヘリを集めて、緊急に飛ばして生中継する訓練をしていましたので、本気で信じていたようです。
もちろん自治体も同じように必ず大地震は来ると信じていて、静岡県などは出動した防災ヘリから見たときにどこの学校かわかるように番号を校舎の屋根に表示したり、しょっちゅう、防災訓練をしたりと緊張状態を長く続けていたのですが、いつまでも来ないので飽きてしまったのでしょうか。
静岡のテレビ局の取材ヘリのクルーは震度5以上なら自動的に飛ぶ体制をとるため、車で出勤できなくなることを想定して、ホテルに自転車を配置していましたが、まだやっているのでしょうか。
4,50年前から大地震が必ず来ると予想されたところには全く来ることはなく、神戸、宮城、新潟、熊本などほとんど大地震確率数%のところばかりで起き、最近は日本国中あちこちで、被害震度ギリギリの地震が異常なほど多発しているように思えます。
国民は相当不安を持っているように思えるのですが、 このあたりで、政府、地震学者の公式の見解を公表するべきだと思うのですが、わからないから何も言えないのでしょうか。
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東北震災から12年、、、

東北震災から12年だそうです。
当日はちょうど豊岡ドクターヘリを担当していた日で、地震が起きたときは事務所で待機中で結構な揺れになって、テレビのない部屋で唯一自分が3万円で買って目の前に置いていた5インチのナビでNHKを受信して様子を見ていました。
当日のドクターやナースなども小さなテレビに見入って情報を見ていると、相当やばいことになりそうになっってきたのですが、まさか東北までは飛ばないだろうと思っていましたが徐々にもしかしたらとなってきました、
自衛隊の輸送機で現地へDMATとしてドクターナースが伊丹空港へ目指して出発したのですが、あとで聞いたところ東電の社長が名古屋にいて、自衛隊の輸送機で東京へ帰ることになって、DMATは急遽豊岡に戻り、朝一番にドクターヘリで飛ぶことが決まったのは日付けが変わったころでした。
自分自身としては後しばらくで退職が決まっている時期に若いころから飛んだ、懐かしい東北方面へ飛べるということで、波乱万丈のヘリパイロット人生の締めくくりとしては大変ラッキーという程度に思っていました。
とりあえず食べ物はなさそうだと理解し、おにぎり3個とおを茶2本をドアポケットに入れて、24時間過ぎたら食べるかと、薄暗い霧の中を離陸して現地へ向かいました。
とりあえず家にだけは現場へ行くと連絡して飛び立って、11時には福島、そして午後には仙台の霞の目飛行場に到着して、患者の搬送に当たったのですが、連絡体制が着かないのかほとんど飛ばない状態でした。
次の日の午前中に突然、当時東京にいた長女から携帯に連絡が入り、「お父さん、原発が爆発するらしいから、そっちへ飛んだらだめだよ」と言ってくれたのには驚いたり感謝したりでした。
現地の混乱状態の中ではテレビも新聞も見られず電話はほぼ不通状態で、衛星携帯電話だけが頼りで、それも充電が十分できない状態で、しばらくは混乱状態が続きそうでした。
仙台は朝日航洋、退職直前 3月末に転勤することが決まっていて、家も決め引っ越しの運送屋も決めていたところ、自分が乗るはずだった、仙台の国土交通省のAS332仕事を東邦航空逆転とられて、行き場がなくなってしまったのですが、もし行っていたら家族は死ぬ運命にあったかもしれません。
ということで、東北 東京、富士山、名古屋など過去の飛んだ地域を退職の修学旅行のように飛べたのですが、さまざまな災害に際して飛び回り最後に一番大きなものに当たるとは運命でした。
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電力会社の被災と災害復旧、、、

https://news.yahoo.co.jp/articles/1af60f843e8e154b7c58be20d9a74b936df77011
台風14号は過去に例を見ないほどの被害をもたらす恐れの強い台風ではなかったものの、電力関係にはそれなりの被害が出たようです。
ヘリコプターを飛ばして20年以上もおまんまを食わしてもらったヘリパイロットなので、電力会社の災害復旧の事情についてはそれなりの知識があるので、今日はその話題です。
写真は電力会社が災害復旧の訓練に、毎年一回は行う防災訓練の様子です。
送電線の台風による最大の被害は、1995年の四国電力の四国中央幹線という伊方原発の電力を関西方面へ送電する巨大送電線が山間部で、台風19号の強風を受けて16基なぎ倒さされた被害です。
鉄塔の上部に風力計が取り付けられていて、風速が、送電指令室へ自動で送信していて、確か80メートルまで記録されていてその後風速計が吹っ飛んで、その後鉄塔が倒れたそうです。
前年までその現場で新設工事でずっと飛んでいましたので、まさかあの強大な鉄塔が16基も一気に倒れるとは想像だにしない自然の力でこれこそ過去に例を見ない強い台風だったのですが、今回の14号などかわいいものです。
送電線は規格上、秒速60メートルまでは必ず倒れないような強度設計してあるそうですが、台風が通過するとき25メートルを超えると線が切れて2次災害が起きないように送電を止めることになっているようです。
送電線は普通、3相交流なので、3本が1セットで普通送電線には6本線があって、2つの回路になっていて、片方のみで発電所の発電電力の設計容量があって、片方は予備となっています。
ショートしたり、線が切れたりしても残った片方が予備となるので、先日の横浜の立木とのショートでもすぐに予備に切り替えて1分後に復旧することになっています。
家屋や需要家に入る配電線はこのような予備設備はないので、倒木などで切れたら、繋ぎ直さないと、復旧しません。
確かこの四国の被害は完全復旧に1年以上かかったようですが、本復旧の前に、仮柱を立てて、線を張って送電を確保しながら復旧工事をします。
滋賀福井県境で同じような原発の送電線が雪害で倒壊したときは、たまたま地形が急峻で鉄塔1基に3本の線にし、2系統に分かれたところで倒れたので、予備回線が生きていて京都の大停電はまぬかれたそうです。
この場合で、仮柱を立てて、配線するまで、ヘリが飛びまくって、突貫工事で2か月かかっています、
電力会社のへりはこのような仕事なので、台風一過 小型機がすべて朝一で各地へ飛んで、送電線被害状況の確認に飛ぶことになっていて、被害状況によっては中型大型機が復旧作業に入ります。
黒部渓谷の大水害被害の時は、渓谷に取り残された登山客を自衛隊ヘリなどが救出している中、我々は逆に電力会社の作業員を被災地の発電所などへ送り込む逆のフライトをしていました。
台風の報道に接すると血が燃える癖がまだ残っていて、職業病かもしれません。
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東北震災から11年、、、

https://news.yahoo.co.jp/articles/5e4c5b40bc115a4a72f271952418abd0d989e4bd
今日、3月11日で早いもので東北大震災の被害からすでに11年目だそうです。
ヘリに乗り出したのが22歳で、次の年に、国鉄ストに業を煮やして乗客が大暴れして特急を止めて暴れるという事件が埼玉県上尾市であり、たまたま都内の交通情報の助手パイロットとして飛んでいて、衝撃的な事件の大スクープに鉢合わせして以来、60歳を過ぎて東北震災が最後だと、自分の運命を感じながら飛んでいました。
27年前の阪神大震災は地震発生後、3時間後に上空から取材飛行をして、今のちょうどウクライナ戦争と重なるような地上の惨状を目の当たりにして、火事の熱気と燃えカスが上昇してくるのを避けながら飛んだものでした。
仙台の霞目飛行場で待機中、東京の娘からたまたま携帯がつながり、情報の不感地帯に出動している、父親を思って原発の方へ飛ぶなと教えてくれたのが強い印象に残っています。
70年も生きると様々な災難に直面する可能性が高いのですが、どの大きな災難も自分がまともにかぶることなく、第3者でいることができたのは幸運としか言えません。
そういえば火山噴火も取材で飛ぶことになった、三宅島噴火では、まだ暑く熱を帯びた溶岩の塊を204Bの荷物室に入れて持ち帰り、奈良へ帰任したときに子供に学校へもっていかせて、先生から大いに感謝されたこともありました。
やはり災害は適切な対策ができていれば少なくとも直接居合一撃で亡くなる方は防ぐことは難しいのですが、阪神大震災の火災での死亡や、東北の津波の死亡はからり防ぐことができた可能性が高く、地震予知や避難体制、テレビの避難速報など大いに改善する事項や予算の使い方に厳正にするべきでしょう。
原発の安全管理もしかりで、金を使うばかりで頭を使わない、予算執行の駄々洩れでは安全は維持できないことがばれています。
災害が起きた時には皆が理解してい反省、反省ですが時期が過ぎれば利権に群がってまた同じ失敗を繰り返し、国民が犠牲になるということを繰り返すようです。
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