航空事故 刑事免責は??



 https://news.yahoo.co.jp/articles/4b3d1e66824e469cfa09b896707d4abfac20fff8

 国際航空機関 ICAO の規定では航空事故の場合、刑事責任の追求は再発防止のための事故調査に支障がある恐れがあるので刑事免責を保証して、正直な証言を促すような規定があるようです。

 日本の場合、警察検察の刑事責任追及の捜査が同時進行で行われるので、ICAOの精神に反していて、国際的に遅れているというような批判がマスコミや航空会社組合などから良くそのような意見が出るようで、今回の羽田事故の場合にもあったようです。

 自衛隊機の事故の場合にそのような意見はとんと聞かなかったようですし、民間ヘリが農薬散布で何十機も墜落してパイロットが罰金刑に処されてもそのような意見は聞いたことがありませんでしたが、、刑事免責は定期便専用なのでしょうか。

 さて この度 ボーイング737のアラスカ事故で、アメリカ司法省がボーイング社を会社としての司法責任を問う調査をすると表明したようですから、御巣鷹山の事故は明らかにボーイングに責任があったとの調査結果ですので、日本の司法は属国司法でアメリカは免責であったようです。

 このICAOの免責規定が整備された当時と現在で違うのは、特に当時は事故の当事者のパイロットの証言だけが事故原因に迫る数少ない情報であった時代なのですが、現在はフライトレコーダーやボイススレコーダ、更に搭載された多くのビデオカメラ、多くのマニアが取っている交信記録などなど、当時と比較にならない情報量が残されてるようで、パイロットの証言の重要性がかなり重要ではなくなっているという事実があります。

 そして起きる事故はほとんどが過去にあった事故と似通った事故ばかりが多く、再発防止のために役立てるには新鮮味がない同じような事故ばかりです。

 また、他の交通機関の運転手など多くの関係者は刑事免責など全く無く、法の上の平等性にも大いに疑問があるといえるでしょう。

 更に重要な点は、今回の事故の場合に懸念されるように、事故調査当局が国土交通省の1組織であり、航空行政から全く独立していない、しかもあまりに小さな組織で調査能力に懸念がある上、組織に対してあまりに忖度するような態度が見え見えでしょう。

 アメリカなどは運輸行政から完全に独立した組織運営で、NTSBの人事が運輸省に影響されることはないようです。

 メディアや航空会社の組合などが刑事免責などと事故のたびに言うのはただ単なる仲間擁護の姿勢で調査委員会までこれに影響されてしまっています。

 通信記録もコクピット内の会話も全て公開するようなら免責もありえますが、切り貼りで誤魔化そうとしているようなら、警察が強制力を持って捜査するほうがよほど再発防止の役に立つことでしょう。

 今日の記事 良ければ 「拍手」 クリックよろしくお願いします。


 

スポンサーサイト



ヘリ会社 ウクライナ人女子社員とパワハラ裁判、、、



 https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/147842?display=1

 アカギヘリのウクライナ人女子社員がパワハラを受けたとして損害賠償裁判を起こしたそうです。

 アカギヘリはロシアのKA32という大型のヘリを飛ばしていて、このヘリの部品発注や連絡調整にロシア語のできるウクライナ人女性を雇っていたそうですが、ウクライナ戦争が起きた後、会社とこの社員の関係が特に悪くなったようで、会社も本人もウクライナ戦争の犠牲者と言えそうです。

 このアカギヘリという会社がわざわざロシアのヘリを導入したのは、風力発電の回転翼が5トン以上あり、この羽をヘリで運ぶ仕事が継続することが予想され、アメリカのCH47チヌーククラスのヘリを買うとたぶん30億円50億円しますがロシア製のヘリなら半額から3分の一程度で買えるので選んだと思います。

 共産圏の国と取引するのは相当な覚悟が必要で、いったん不穏な事態になると、半額でも3分の一でも一瞬にして鉄くずとなることを覚悟する必要があります。

 というのはちょっとした交換部品でも止められたら飛べなくなるのですが、共産国親派の左効きの人たちの頭にはそのような事態は想定できないようです。

 共産主義、社会主義の国家にはモノの値段というものはなく、書記長が半額といえば半額で、その後気に入らないことが起きたら、部品を10倍で売れば良いととにかく機体を売りつけることは優先するようです。

 しかしそのような闇市商売はすぐに世界に伝搬しますので彼らとて、西側によいカモを保存しておきたいので、結構うまく立ち回るようですが戦争になったらそうはいかないでしょう。

 そのような状態の中で悪いことに、よりにもよってウクライナ人を雇ってしまったアカギヘリは最悪のばばを2匹も一緒につかんでしまったようです。

 朝日ヘリコプターはすでに40年もまえ、ロシアのヘリ、カモフ26を確か4機農薬散布用に、そしてミル8を物資輸送用に導入しましたが、会社のオーナーがもと東大で全学連の活動をしていた左脳の方で共産主義国家と友好を深めたかったのでしょうか。

 一応まともに飛んだのはミル8一機だけでしたが、その後はオウム真理教が導入して東京の上空からサリンを撒く寸前で一網打尽にされいます。

 ソ連製のヘリの導入でロシア中枢部と繋がった関係で、ロシア人技術者がヘリの格納庫で多数仕事をしたり、天然ガス開発のサハリン1の日本側事務所がヘリ会社の一角に置かれたり、流通部門がロシアに進出するなど、今思えばずいぶんと平和な時代でした。

 KA32が飛ぶか飛ばないかはアカギヘリの生死を決めるほどの重要なことで、ウクライナ人などすぐに首にして、運航を続けたいとこところでしょう。

 運航が止まってしまって鉄くずになるのはどうしても避けたいところですが、サハリン1,2が没収となれば1兆円2兆円の損害で、日本で使用する天然ガスの10%な途絶えるかどうかの分かれ目で、日本がウクライナを取った以上、アカギヘリには裁判に負け、かつヘリは飛ばない、日本はサハリン1,2で大損害というという最悪に事態が予想されます。

 今日の記事 良ければ 「拍手」クリックよろしくお願いします。




知床遊覧船社長は起訴されるか、、、、



 https://news.yahoo.co.jp/articles/05c9b9c524845f1c0c3b0edf5a60c598ffad16fb

 昨日に続いてのテーマですが、生き残った知床遊覧船の社長は業務上過失致死の罪で起訴されるかどうかという点が今後注目されそうです。

 社長は会社の運航免許取り処分について、会社の責任以外に国の大きな責任もあるというような申立書を出したようですが処分は受け入れると表明したようです。

 つまり悪いのは自分だけではなく26名が死んだのは国のずさんな行政行為や救助体制にも問題があるとほぼ開き直った態度を見せていて、正義の味方マスごみには人気がないようです。

 この申立書にはもちろん弁護士の知恵が入っているはずで、刑事起訴したら徹底的に戦うぞ、喧嘩は買うぞというような、強い意思表示があるようです。

 もちろん事故の原因が確定し、船体の整備や修理に手抜かりがあったのが原因で沈没したなら、その手抜かりを行ったのが社長の独断だったら起訴される可能性がありますが、起訴されたら行政の不備を徹底的に追及して戦うことでしょう。

 そうなると行政側もあることないこと表ざたにされて追及され、お互いが大きくい傷付く可能性が高くなります。

 ちょうど昨日、東北震災時の原発避難者の起こした国家の責任を問う裁判が、結審し、国の過失が認めれれない、つまり悪いのは東京電力だけだというような判決が下ったそうですが、これは裁判所は実は行政組織の一部分で、ある意味出来レースです。

 裁判官が国に不利な判決を下すと、自動的に次の転勤での栄転はなく、田舎に左遷されるそうですから、裁判で国に勝つのは至難の業だそうです。

 遊覧船会社社長は国に対して、お前も悪いのだけれど我慢して処分を受け入れてやるから、これ以上の裁判を起こすなよとジャブを出したようです。

 今日の記事 良ければ 「拍手」 クリックよろしくお願いします

裁判所が判決で事故調査を否定、、、

事故調査

 https://news.yahoo.co.jp/articles/ef710ff8417db4368154496662437083d9055265

 2015年に調布飛行場を離陸した小型機が墜落し、パイロットなど2名と地上の住民1名が死亡した事故の損害賠償請求裁判で、裁判所が航空事故調査の結果を一部否定する判決を出したそうです。

 この事故が起きたとき私は確か白タク運航について批判する記事を書いたような記憶があるのですが、事故調査も裁判も白タク運航について触れていませんので、白タクは否定されていたのでしょうか、それとも行政の不備は事故調査の対象にならないということなのでしょうか。

 今日の記事のテーマは白タクではなく、一応プロが出した航空事故調査の結論をある意味素人の裁判官が一部分ですが、否定したということに大変興味を持ちました。

 日本では裁判は3審制で1審の誤りを2審3審でただすチャンスがあっても結構誤審が出ていてるようで、死刑囚の再審が認められて冤罪が晴れることも起きているようですし、和歌山カレー事件も警察検察の誤捜査や不当な証拠形成の疑いが一部に認められているようです。

 航空事故調査は1審制でいったん判定が下ればそのまま刑事や民事の証拠として採用されることもあり、相当な正確性を求められる調査ですが、実態は少し怪しい点があるようです。

 特に大きな事故で利害関係が複雑に絡むような場合に適正な調査結果が発表されているかと言えば、なかなかそうはいかないようで、いまだにJAL御巣鷹山事故のことをネットで取り上げている例がありますし、ANA雫石事故はあまりに自衛隊に不利な調査結果であるのに、結果発表の記者会見席上では、記者の追及によってさらにANA有利なように書き換えるというような歴史的不正を行っています。

 それでは、何が必要かと言えば、やはりより正確な事故調査結果を出して、後年裁判やその他で突っ込まれない程度のことはなすべきでしょう。

 調査組織や人員の強化、より専門性の高い要員も採用して組織に入れるなど相当な改善が必要であると思いますがいかがでしょうか。

 また航空行政の制度や法体系、管制官や管理要員などの国土交通省そのものが調査の対象となることも航空事故調査の常識であり、又、行政官が民間航空に天下りするなどの例もあり、利害関係者である可能性があるので、調査組織は国土交通省からは切りはなすべきでしょう。

 今日の記事 良ければ 「拍手」 クリックよろしくお願いしす。

法の下に平等か???



 ヘリコプターの事故やトラブルでパイロットや他の乗組員が事故調査の対象になったり、場合によっては起訴されたり、損害賠償の対象になったり、社内で処分を受けたりと、その職務遂行でいろいろな取り扱いを受けることがあります。

 もちろんそのほとんどは前例主義で同じことをすれば同じように処分されるはずですが、なかなかそうはいかないのが世の中の面白いところです。

 私がこのようなことに興味を持つ度合いが他のパイロット仲間よりも深いというか、見方によってひねくれているという面があるようです。

 そのきっかけとなったのはパイロットになりたてのころ、空自の同期生が起こしたというか当てられたというか、当時世界最大の航空事故、162名の犠牲者が出た全日空雫石事故の当事者が同期生だったことから始まりました。

 私の姓の頭文字が「い」で事故を起こした同期生も同じ「い」だったので入隊からほとんど机の並べて学んだ仲でしたが、彼は少し優秀だったのでフライトコースは前後しました。

 彼の86Fの右主翼は全日空の727の水平尾翼で切り取られて、背面スピンに入ったため射出座席が作動せず、みずからシートベルトを開放して、落下傘のリップコードを引いて開傘させて田んぼに無事着地したそうです。

 しばらくしたら警察官が来て連行され、その日から牢屋にぶち込まれたそうです。

 これが当時の世間や警察の自衛隊に対する態度で、落下さんで生還したパイロットが被害者か加害者かもわからず、さらには犯罪者であるかどうかなどお構いなく牢屋にぶち込んだそうですから人権蹂躙もいいところでしたが、誰もそれに異を唱える者すらいなかった時代です。

 池袋で歩行者をひき殺した高級官僚OBは容疑者ですらなく、同じことを三宮で起こしたバスの運転手は即逮捕牢屋行きだったようです。

 富士山で要救助者を落として死亡させた疑いが濃厚な消防関係者は警察の取り調べを受けることもなく、航空事故調査の対象にもならず、部内の会議で再発防止を検討しただけで無罪放免となったようです。

 今回の東京消防庁の要救助者落下の事例も同じように扱われることは、役所の前例主義と言うことなのでしょうけれども、自衛隊のヘリが同じことを起こしたらどうなるのか大変興味があるところです。

 富山で332で物資輸送中に作業員を怪我させた容疑で事故調査の対象になった後輩パイロットの件ですが、取り調べの状況の詳しいことは承知していないのですが、事故調査でやいやい追及され、社内調査でもガタガタ言われて面白くない立場になったことは想像に難くないでしょう。

 結局、当人は立場が弱くてうっとうしい民間会社のヘリパイロットなどにはきっぱりと見切りをつけて、要救助者を落として殺しても何ら追及されることのない安全な某県公的へりの隊長に収まっています。

 一連の流れを見るになんといい加減な日本社会なのかとあきれるばかりですが、出来たら忖度される方に回らないとわが身が危ないと行動するのも無理はなさそうです。
プロフィール

bell214b1989

Author:bell214b1989
35年間のヘリパイロット生活 
最終5年間はドクターヘリでした。

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
カレンダー
03 | 2024/04 | 05
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 - - - -
ジャンルランキング
[ジャンルランキング]
その他
6位
ジャンルランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
その他
6位
サブジャンルランキングを見る>>
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

訪問者数
検索フォーム
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR